ほっき貝の寄生虫の見分け方・特徴・健康被害

ほっき貝は北海道周辺での名称で、漢字で「北寄貝」と書き、スーパー等では「ウバガイ(姥貝)」と言う名称で販売されている事も有ると思いますが、同じです。

特に貝類は寄生虫と共生し易く、「その種類毎に必ず一匹は存在するのでは無いか?」と言われている位高い比率で存在する寄生虫の種類以外にも、全く違う種類の「寄生虫」と共生している場合が有ります。

 

もちろん、「寄生虫」以外にも、「カニ」「貝」等の一種が共生している場合も有ります。

 

ほっき貝の寄生虫

寄生虫と言うと非常に印象が悪いかも知れませんが、魚介類を食べた事が有る方の多くは、知らない内に年に何回も寄生虫を食べているのが実際の所だと思います。

ですが、殆どの方は寄生虫による健康被害を経験する事無く過ごしています。

 

それは、一部の寄生虫を除き、加熱する事によって殆どの場合は無害化されるからです。。

ほっき貝と共生する確率が高い寄生虫は、「ヒモビル」が有名で、3〜4cm前後の細長い形状をしており、半透明がかった色で内蔵等が透けて見える事が特徴です。

 

「ヒモビル」は、赤身がかった肌色の物と白色の物が有り、雷マークのような「ギザギザ」が頭部辺りから尾部辺りまで続いている事です。

この独特の雷マークのようなギザギザは、「レモン色」「アイボリー」のような色です。

 

見た目は「ツチノコ」や「プラナリア」が太くなったような形状をしていますので、明らかにほっき貝の他の器官等とは違います。

食べる前に取り除いてしまうのが一番ですが、「ヒモビル」は加熱していれば身体に害は無いと言われています。

 

寄生虫よりも気をつけたい事

ほっき貝を含め、貝類は「ノロウイルス」に汚染されやすいく、「ノロウイルス」に汚染された貝類は、「中心温度」を90度近くまで上げる必要が有り、1分30度以上は加熱し続ける必要が有り、特にほっき貝を食べる場合は、「身が縮んで」しまい、あまり美味しくありません。

 

また、ほっき貝等の貝は、常に「ポンプ」や「フィルター」のような活動をしていますので、身体に有害な金属等も蓄積し易いです。

これは、加熱で無害化する事は出来ませんので、ほっき貝や貝等を食べる場合は、「胃」「腸」を除去する必要が有ります。

 

貝の「胃」「腸」を「うろ」と呼び、外観は「黒い」場合が殆どですので、必ず取るようにした方が良いと思います。

いかなごのくぎ煮に釘を入れる理由と実際の」の記事も参考にしてみて下さい。