おはしょりはなぜ女性の着物だけにあるのか|反物を二尺伸ばした寛文4年の物差し令

半日も着物で過ごしていると、帯の下からもたついた布がじわじわとはみ出してくる。着付け教室ではたいてい、その布を帯の中に押し戻す直し方だけを教わり、そもそも「おはしょり」と呼ばれるこの折り返しが何のために存在し、いつからこ […]

七五三・十三参り・成人式・卒業式袴|人生の節目に着物をまとう理由をたどる

七五三は数え年で祝うべきなのか、それとも満年齢でよいのか。成人式の年齢は十八歳になったのか、それとも二十歳のままなのか。子どもの成長や自分自身の人生の節目で着物に袖を通すたびに、由来を知らないまま慣習にだけ従っている、と […]

着物はいつから日常着でなくなったのか|明治の洋装化から呉服市場の変遷まで

着物姿の日本人といえば、多くの人がまず思い浮かべるのは江戸時代の風景か、あるいは戦争で何もかも失われる直前の写真だろう。ところが着物が日常着でなくなっていく流れは、黒船来航からわずか十数年後の明治初期、それも庶民ではなく […]

浴衣は着物と何が違うのか|「湯帷子」から続く歴史と仕立て・格の境界線

夏祭りや花火大会の季節になると、デパートやショッピングモールに浴衣コーナーが並ぶ。ふと隣に目をやると振袖や訪問着の売り場が続いていて、同じ「和装」なのに値段も並べ方もずいぶん違うことに気づいた人もいるのではないか。浴衣は […]