ふきのとうの保存【冷凍しても美味しく綺麗に】

ふきのとうを冷凍保存する場合は、「生のまま」でもポイントを抑えていれば仕上がりが綺麗なまま食べる事が出来ます。

また、軽く塩ゆでして色出ししてからすぐに色止めしていれば、解凍した時に変色しにくくなります。

 

変色してしまう理由は、「あく」によるもので、「フキノトキシン」と呼ばれる肝臓に悪影響を及ぼす毒素が含まれています。

 

冷凍保存は料理によって変わります

もし、ふきのとうを「天ぷら」「味噌炒め」にする場合は、生のふきのとうを水洗いして冷凍保存した物を「凍ったままの状態」で使用した方が良いです。

「味噌炒め」の場合は、変色はそこまで関係無いのかも知れませんが、解凍してしまうと変色してしまうので凍ったままの状態で使用した方が良いです。

 

冷凍保存する前の注意点は、軸の部分にある程度余裕を持たせた状態で水洗いし、しっかりと水気を切った状態で軸を切り、出来るだけ早くラップをし、ジップロック等に入れます。

ふきのとうに限らず、水に長時間つけた状態のままでしたら、軸部分等から水を吸収してしまい、「天ぷら」にした時にカラッと揚がらない可能性が有ります。

 

「お浸し」や「炒めもの」、「和物」に関しても生のふきのとうを冷凍保存している場合は、「凍ったままの状態」で使用する事も出来ます。

 

ふきのとうは冷凍してどれ位保存出来る?

野菜やお肉、お魚に関してもそうですが、長くても1年以内には食べきってしまった方が良いです。

ジップロック等である程度気密性が有る容器で冷凍保存している場合であっても、1年近く「酸化」している物は、細胞の酸化を招き、老化を早めてしまうのであまり良いとは思えません。

 

野生のふきのとうの注意

ふきのとうは北海道から沖縄まで幅広く自生していて、形状が煮ている植物も存在し、中には「錯乱物質」や「幻覚物質」が含まれている場合も有り、山菜等の知識が無い場合は、野生の物を食べるのは考えものです。

特に「ハシリドコロ」と呼ばれる植物は、ふきのとうと同じ時季に芽を出し、形状も似ているので注意が必要です。

 

「ハシリドコロ」と言う名称は、間違って食べてしまった場合、錯乱してそこら中を走るようになってしまうからです。

基本的に専門的な知識を持っていない方から頂いた生のふきのとうや、冷凍保存された野生のふきのとうを頂いた場合は、意識しておいた方が良いです。

 

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