熊野花火大会は、世界遺産の熊野古道が存在する三重県の熊野市で開催される花火大会で、300年以上の歴史が有ると言われています。
時期的にも南紀州の夏の終りを象徴する花火大会だと言われていて、この地域では唯一の花火大会だと言われています。
毎年混雑する事でも有名ですが、「熊野花火大会の花火を観ないと夏が終わる気がしない」と感じる方も多いと言われています。
話は戻り、熊野花火大会の起源は、「初精霊供養」だと言われています。
「初精霊供養」と言われても、当時の私ではニュアンス程度しか分から無かったのですが、一般的なニュアンスで言うと「追善供養(ついぜんくよう)」と言うと伝わりやすいみたいです。
300年以上前から、熊野周辺では、お盆の時期に供養する時に比較的小規模な花火を打ち上げる習わしが存在していたらしく、花火の火の粉で「燈籠焼き」が行われたと言われています。
現在でも、熊野市有馬町各地区では、8月16日頃に「燈籠焼き」が行われますので、興味が有る方は、是非参加してみて下さいね。
実際に有馬周辺の5地区辺では、熊野花火大会程では有りませんが、小規模な打ち上げ花火が上がりますよ。
当記事では、2018年熊野花火大会の日程や有料席、場所取りや駐車場穴場情報等について説明させて頂きます!
熊野花火大会の日程について
冒頭でも300年以上続く歴史有る初精霊供養が元だったと触れましたが、熊野花火大会は、お盆が明けた8月17日に三重県熊野市井戸町の七里御浜で開催されます。
今年、2018年であれば、平日金曜日の開催です。
時間は毎年、19時10分〜21時30分頃を予定しています。
もし、雨天等の天候で中止の場合は、翌日8月18日土曜日、8月24日金曜日、8月25日土曜日、8月31日金曜日が予備日として予定されています。
一般的な花火大会でしたら、雨天や強風によって中止されますが、熊野花火大会の場合、長い七里御浜で開催されますので、高波の場合も中止になります。
今年初めて熊野花火大会に行く人は、想像するのが難しいかも知れませんが、七里御浜は、太平洋側からの強い波がぶつかって来ますので、高波で延期される年も実際に有りました。
特に遠方から来られる方は、天気予報を定期的にチェックした方が良い年も有ります。
熊野市観光協会の公式情報もチェックしてみて下さいね。
熊野市観光協会>>https://www.kumano-kankou.info
ちなみに、盛り上がるのは、「鬼ヶ城大仕掛け」と呼ばれる名物花火、最後の大トリを飾る「二色玉大自爆」だと言われています。
「鬼ヶ城」と呼ばれる岩場に花火が設置されていますので、鬼が暴れたかのような大迫力の花火が最大の魅力だと言われています。
まるで鬼の雄叫びのような地響きも有名ですので、有名な花火大会には沢山参加した方でも充分に楽しむ事が出来ると思いますよ。
大トリの「二色玉大自爆」と同じ位人気なのが、「三尺玉海上自爆」ですが、事前のアナウンスが毎年話題になりますので、是非、聞き逃さないようにして下さいね。
このアナウンス、嫌いな人は嫌いかも知れませんが、私は応援します(笑)
熊野花火大会の有料席情報
毎年、1万発近くの花火が打ち上げられます。
全国的に見ても充分過ぎる量ですし、この規模の花火大会が周囲には有りませんので、毎年20万人近くの人で賑わうと言われています。
快適に熊野花火大会を楽しみたい方は、有料席を購入した方が良いと思います。
毎年、熊野市観光協会が中心になって有料席を用意して頂いています。
今年2018年でしたら、6月4日から「有料浜席」、6月24日から「有料堤防浅敷席」が販売開始されますので、熊野市観光協会公式サイトを確認すると良いと思います。
有料席には、「1マス席」「半マス席」が用意されています。
▲1マス席
10000円、定員5名、180センチ×180センチ
▲半マス席
6000円、定員2名、90センチ×180センチ
公式サイト以外にも、「チケットぴあ(Pコード:635−632)」「楽天チケット」から直接購入する事も可能です。
「チケットぴあ」でしたら、電話(0570−02−9999)でのチケット購入も可能です。
「チケットぴあ」の電話予約した場合、6月30日金翌日朝10時〜夕方18時の期間だけオペレーターが対応し、それ以降は音声ガイダンス対応です。
購入後は該当するコンビニエンスストアとチケットぴあ実店舗に期限内に支払いする流れです。
一応、手数料の参考ですが、
▲チケットぴあ
システム利用料216円(1枚当たり)+発券手数料108円+決済手数料216円+クレジットカード決済216円=756円
クレジットカードを利用した場合、有料席代金に手数料を上乗せした分が請求されます。
▲楽天チケット
システム利用料108円(1枚当たり)+発券手数料630円(1申し込み当たり)
ホームページから購入するのが確実ですし楽だと思いますが、熊野市観光協会から直接購入する事も可能です。
6月30日朝10時販売開始で、熊野市駅前特産品館2階に有ります。
詳細な住所は、三重県熊野市井手町656−3で、営業時間は、朝9時〜昼12時、午後13時〜夕方17時までです。
直接購入される場合、電話やメールでの在庫確認等は出来ませんので、注意が必要だと思います。
また、セブンイレブン等の大手コンビニエンスストアのチケット販売機でも購入する事が可能です。
熊野花火大会当日は、有料席は夕方16時から入場可能になりますので、あまり早く到着しないようにする必要が有ります。
当日の花火大会のプログラムのしおり、レジャーシート、うちわが、「浜の座席」で配布されていますので、忘れずに受け取って下さいね。
熊野花火大会の場所取りに関して
有料席を購入する位ならお土産や宿のグレードを上げたい、並ぶのも花火大会の醍醐味と考えられているのでしたら、場所取りが必須になります。
場所取りには解禁日が有り、8月12日頃からですが、解禁前に場所取りしても強制撤去されてしまうだけですので、熊野市観光協会公式サイトを確認するようにして下さい。
毎年、8月17日の昼過ぎには場所取りに来ている人でかなり賑わっている状態で、3時から夕方にかけてはごった返しているような状態です。
しっかりと場所取りを成功させている人は、午前中から来ていると言う方も居る位ですので、昼には場所取りに参加した方が良いとは思います。
ただ、夏真っ只中ですので、熱中症や脱水症状、日焼け対策は充分に行ってから参戦するようにして下さいね。
もちろん、夜店等も賑わっていますが、「お祭り価格」ですので、ジュース一つでも驚きの値段です。
距離の有る七里御浜の場所取りに関してですが、比較的穴場だと言われているのが、「獅子岩周辺」「花窟神社周辺」「7番ゲート周辺」です。
「獅子岩」は盛り上がる「鬼ヶ城」とは距離が有り過ぎてしまいますので、臨場感等は物足りなくなってしまいます。
次に定番スポットですが、人気ですので、かなり頑張って場所取りに参加する必要が有りますが、努力に見合う価値は有るとは思います。
やはり、定番は、「2番ゲート」「3番ゲート」「4番ゲート」「5番ゲート」です。
地元の人がしっかりと場所取りされています。
元々、2〜4ゲート周辺は、有料席が用意されていますので、「鬼ヶ城大仕掛」も堪能出来る1番ロケーションが良い場所です。
4番ゲートの途中〜5番ゲートでしたら、2〜4番途中ゲート程では有りませんが、「三尺玉海上自爆」も充分に楽しむ事が可能です。
熊野花火大会の駐車場や穴場情報
大きく分けて「有馬エリア駐車場」「山崎エリア駐車場」「金山エリア駐車場」等が用意されています。
駐車場料金は普通車2000円、二輪車500円です。
二輪車の場合、有馬・山崎・金山の3エリアしか駐車出来ませんので、注意が必要かも知れません。
駐車場の満車状況等に関しても、熊野観光協会公式サイトで知る事が出来ますので、無闇に駐車場へ向う事は避け、公式サイトの情報を頼りに動いた方がトラブルになりません。
特にこれらの駐車場は、上の駐車場が満車にならないと下の駐車場が開放されませんので、適当に行っても開放されていない可能性も有ります(例えば、有馬中学校が満車になってから市営陸上競技場が開放されると言った感じです)
また、混雑状況によっては、以下の一部駐車場が利用出来ない場合も有ります。
▲有馬エリア駐車場
●有馬中学校 130台
●市営陸上競技場 490台
●市営野球場 390台
●熊野精工 180台
●旧近大高専 410台
▲山崎エリア駐車場
●山崎運動公園 280台
●不燃物処理場 200台
●新矢田橋 135台
▲金山エリア駐車場
●金山工業団地 800台
●金山小学校 180台
▲その他駐車場
●有馬小学校 70台
●花由 90台
●旧建設省跡 70台
●木本中学校 320台
●大吹峠 55台
シャトルバスも用意されていますが、「山崎エリア」「金山エリア」以外は行き限定ですので、全ての人にオススメ出来ると言う訳では無さそうです。
交通規制に関しては、熊野花火大会当日の9時〜21時までの間、「熊野尾鷲道路(尾鷲南IC〜熊野大泊IC)」に敷かれます。
名古屋方面の上りに関しては交通規制は敷かれません。
和歌山方面の下りに関しては途中ICからも一般車両は通行止め+侵入禁止です。
バス・タクシー・障碍者乗用車車両に関しては途中ICからも通行可能+侵入可能です。
熊野花火大会のまとめ
毎年、渋滞や混雑が話題になる大人気花火大会ですが、そんなトラブルも忘れさせてくれる位素敵な思い出になったと言う人の方が多いです。
お土産はインターチェンジが人気ですが、鬼ヶ城センター、駅前特産品館等もオススメです。
また、初めて熊野周辺に行くと言う方は、くまの活〆、めはり寿司、さんま寿司等の名産品を食べてみて下さいね。