郵便

書留を利用する機会はあまり無いと思いますが、急に利用する必要が有る場合、何をどうしたら良いのかが分からないと言うのが正直な所かも知れません。

また、書留と言っても、「簡易書留」と「一般書留」が有り、使い分けが分からないと言う方も多いです。

 

他には、「現金書留」が存在しますが、使用目的が明確ですので、「簡易」と「一般」の違い等について把握しておくと、「いざと言う時」に便利です。

「書留」自体は、その郵便局が紛失、破損、未達等が起きてしまった場合、実損費を賠償してくれる保険のような物です。

 

この場合の未達は、再配達可能な状態では無く、届けられない状態です。

もちろん、架空の送り先、送り主による送り先間違い等は、書留の保証外です。

 

他には、郵便局の公式ホームページ内で、追跡番号を入録すれば、集荷先の情報等の配達履歴を確認出来ますが、書留以外でも可能です。

「書留」は、郵送物とゆうメールに付加出来る「保険」的な位置付けだと理解しています。

 

簡易書留の読み方と書き方

「かんいかきとめ」です。

定形郵便と同じように

●表面

送り先の郵便番号

送り先の住所

送り先の氏名、企業名、学校名、団体名

●裏面

自分の郵便番号、住所、氏名

で構いません。

 

もし、郵便番号が分からない場合、郵便局ホームページ内で「郵便番号検索」が可能です。

>>https://www.post.japanpost.jp/zipcode/

 

最寄りの郵便局へ行き、「かんいかきとめをお願いします。」で大丈夫です。

もちろん、「書留」や「書留速達」を使用する場合、オプション扱いになりますので、加算されます。

 

簡易書留と一般書留の使い分け

簡易書留の特徴

●集荷、もしくは、郵便物を出した「郵便局店舗名」と「受付時の日付・時間帯」

●届け先の最寄りの「郵便局店舗名」と「届け先に到着した日付・時間帯」

 

一般書留の特徴

一般書留の場合、簡易書留と同じ

●集荷、もしくは、郵便物を出した「郵便局店舗名」と「受付時の日付・時間帯」

●届け先の最寄りの「郵便局店舗名」と「届け先に到着した日付・時間帯」

に更に、

●経由した郵便局の情報

が追加されています。

 

また、郵便料金と賠償額にも違いが有ります(2017年12月10日現在)

●簡易書留

郵便料金+310円(速達+280〜650円)

※ゆうメールも同じ

賠償額上限5万円

 

●一般書留

郵便料金+430円(速達+280〜650円)

※ゆうメールは、+370円

賠償額上限10万円

 

郵便物の金額が10万を越える場合、一般書留料金に21円を追加する度に5万円ずつ賠償額を増加させる事が出来、上限は、500万円です。

現金を送りたい場合、「現金書留」が存在します。

 

また、郵便物に対して、賠償は必要が無いが、郵便物が相手に投函されるまでの日付や時間帯等の記録だけが知りたい場合、「特定記録郵便」が用意されています。

●特定記録郵便

郵便料金+160円

 

簡易書留と一般書留の使い分け

簡易書留の賠償額が上限5万、一般書留の賠償額が上限10万(金額追加により上限500万)ですので、郵便局の金額に合わせるのが基本です。

簡易書留の利用が多いのは、「重要書類」「チケット」「願書」「5万以下の金券」「優待券」等です。

 

一般書留の利用が多いのは、「貴金属」「高級品」「アンティーク」「5万以上の金券」「優待券」等の高額な物です。

また、送り先へのポスト投函はされず、手渡しで印鑑もしくはサインによる受取りが必須ですので、送り主も安全です。

 

簡易書留は、ポスト投函が可能?

簡易書留は、ポスト投函をしてしまった場合、折角の付加サービスが無くなり、普通郵便として扱われてしまいます。

「簡易書留」と封筒に記載されていたとしても、同じ扱いになってしまいます。

 

簡易書留等の書留を利用する場合、郵便局窓口へ行き、「◯◯書留で送りたいのですが?」「◯◯書留でお願いします」と言い、必要な金額をお支払いするだけで構いません。

金額領収書と追跡番号が渡されます。

 

簡易書留と一般書留には、書留専用の袋は存在しませんが、現金書留の場合、郵便局では、2種類の封筒を用意して頂いています。

もちろん、「特定記録郵便」の場合も、ポスト投函は出来ず、郵便局窓口にお願いしますが、書留とは違い、日曜日祝日の利用は出来ませんので、注意が必要だと思います。

 

土日祝しか時間が取れない場合、大型の郵便局を探す必要が有ります。

 

簡易書留の日数

サービスが追加されていますが、郵送に必要な日数は、普通郵便等と同じです。

ですが、更に「速達」を付加させる事も可能です。

 

普通郵便の場合、北海道、沖縄、離島以外であれば、平日間なら2〜3日位を見て頂けると良いと思います。

休日等を挟む場合、送り先が休業・休校・休館の場合は、もう少しかかる可能性も有ります。

 

簡易書留で速達を利用する場合

書留を速達で送る場合、重さは4キロ迄で、料金は、その郵便局の重さによって金額が変わります。

「チケット」「願書」「重要書類」が250グラム以下であれば、郵便物として利用される方が多いです。

 

郵便料金+書留料金+280円

を追加します。

郵便物が

250グラム以上、1キログラム以下であれば、380円

1キログラム以上、4キログラム以下であれば、650円

 

他には、ゆうメールも用意されています。

ゆうメールの速達を利用する場合

0グラム以上、2キログラム以下であれば、320円

2キログラム以上、3キログラム以下であれば、470円

 

簡易書留の料金を計算する場合

基本料金運賃に書留の換算料金を合算した料金が必要です。

もし、不安な場合は、最寄りの郵便局で担当の方に確認するのが1番ですが、郵便局の公式サイトから計算する事が可能です。

 

>>https://www.post.japanpost.jp/fee/simulator/kokunai/option.html#02

 

簡易書留を追跡する場合

郵便局の公式サイトから追跡出来ます。

>>https://trackings.post.japanpost.jp/services/srv/search/

 

簡易書留は、切手も使用出来る?

切手のみ、切手と現金でも支払いは可能です。

郵便物を利用する場合、クレジットカードの使用は出来ませんので、高い頻度で大量に利用する必要が有る場合、郵便物と契約した方が良いと思います。

 

契約した場合、銀行引き落としが可能です。

 

 

簡易書留 封筒

定形外郵便も書留が可能です。

 

定形・定形外・ゆうメールの違い

定形郵便物は

●長さ14〜23.5センチメートル迄

●幅9〜12センチの長方形

●厚さ1センチメートル迄

●重さ50グラムまで

 

定形郵便物(2017年12月10日現在)

25グラム以下

82円

25グラム以上〜50グラム以下

92円

 

それ以外の場合は、定形外郵便扱いですが、定形外郵便物には、「規格内」「規格外」が存在ますので、不安な場合は、郵便局に聞くのが1番です。

定形外郵便物の規格内

●角形2号(A4サイズに入る)

●厚さ3センチメートル以下

●重量1キログラム以下

 

規格内に収まら無い場合、定形外規格外郵便になります。

価格に関しては、2017年12月10日の情報で、規格内をA、規格外をBとします。

約0〜50グラム以下

(A)120円

(B)200円

 

約50〜100グラム以下

(A)140円

(B)220円

約100〜150グラム以下

(A)205円

(B)290円

約150〜250グラム以下

(A)250円

(B)340円

約250〜500グラム以下

(A)380円

(B)500円

約500〜1キログラム以下

(A)570円

(B)700円

約1キログラム〜2キログラム以下

(A)取扱い不可

(B)1020円

約2キログラム〜4キログラム以下

(A)取扱い不可

(B)1330円

 

ゆうメールの場合

ゆうメールにも、定形外郵便物と同じように、「規格内」「規格外」が存在します。

ゆうメールの規格内

●角形2号(A4サイズに入る)

●厚さ3センチメートル以下

●重量1キログラム以下

 

価格に関しては、2017年12月10日の情報で、規格内をA、規格外をBとします。

約0〜150グラム以下

(A)180円

(B)265円

約150〜250グラム以下

(A)215円

(B)305円

約250〜500グラム以下

(A)300円

(B)400円

約500〜1キログラム以下

(A)350円

(B)450円

約1キログラム〜2キログラム以下

(A)取扱い不可

(B)560円

約2キログラム〜3キログラム以下

(A)取扱い不可

(B)710円