シルバー製のパーツや、シルバーアクセサリーって、少し放置しておくだけでも、黒ずみが気になって大変ですよね。
特にアクセサリーとかは、「久しぶりに着けて出かけてみよう♪」って思った時、「げっ!汚っ!」ってなってしまい、テンションが下がると言うか…
ご存知かもしれませんが、シルバーの黒ずみの原因は、汗や皮脂汚れ等に含まれている硫黄に反応してしまったり、空気中の硫化水素と反応して硫化してしまう事です。
時間が有る時なら、シルバー磨きで優しく拭いてあげるのが良いのかも知れませんが、なかなかそんな時間は無いと思いますし、細かい所も新品のようにピカピカにしたいですよね。
当記事では、シルバーの黒ずみを綺麗にする為の取り方講座と、重曹やクリーナーの良さ等についても説明させて頂きます。
当記事が参考になれば幸いなのですが、黒ずみ前のように、シルバーの出番が増えて、大切に使って頂けると嬉しく思います。
注意点としては、「いぶし加工」「小さな石付き」「シルバー以外の小さなパーツ付き」等の場合は、失敗する可能性がありますので、専門店等に相談してからの方の方が良いです。
「いぶし加工」は、シルバーの表面をわざと黒っぽくしたり、クロムハーツのアクセサリーのように、あえて重厚感や高級感が出るように加工している物です。
もちろん、「いぶし加工」が剥がれてしまっても、元に近い状態に戻す事が出来る溶液もネット等で簡単に入手可能です。
あくまで、自己責任でお願いしてしまいます。
また、そのシルバーが、メッキの場合は注意が必要で、殆どの場合、メッキの下の地が出てしまっています。
シルバーの黒ずみの取り方講座(どんな方法が有るの?)
シルバーアクセサリーショップで購入するとオマケで付いていたり、店員さんにオススメされる事が有る事が多いのが、小さなハンカチ状の「シルバー磨きクロス」だと思います。
割とマメに拭くのなら問題無いのですが、元の輝きが思い出せない位の頑固な黒ずみの場合、なかなか大変です。
昔買ったシルバーアクセサリーを明日出かける時に着ける筈が、黒ずみが激しくて…
と言う場合に便利なのが、
1、適当な鍋+
【アルミホイル×塩×熱湯】
の組み合わせです。
次に有効的なのは、
【炭酸水】
【歯磨き】
簡単ですし、今すぐ出来ると思いますし、安全性も高いのがポイントです。
アルミホイル×塩×熱湯でシルバーの黒ずみ除去
やり方も簡単で、
1、鍋の内側を覆うようにアルミホイルを敷く
2、アルミホイルの上にティースプーン1杯程度の塩
3、沸騰したお湯を注ぐ
4、塩を溶かす為に混ぜる
5、黒ずみが気になるシルバー投入
6、熱いので、粗熱が取れるまで放置
7、鍋に水を入れてすすぐ
と言う感じです。
鍋の内側を分厚く覆うようにアルミホイルを敷きますので、割と見た目は微妙ですが、しっかりとアルミで覆って下さい。
もちろん、綺麗さは必要無いので、クシャクシャのアルミホイルで大丈夫です。
5、のシルバー投入後に黒ずみが取れて来ますが、ちょっと気になる場合は、茹でてしまうのも有効的です。
個人的な感想ですが、何度も繰り返す位であれば、シルバー磨きクロスで仕上げ拭きしてあげた方が、まんべんなく綺麗になります。
シルバー磨きクロスが無ければ、要らなくなった歯磨きと歯磨き粉で優しくブラッシングしてあげると綺麗になります。
炭酸水・歯磨き粉でシルバーの黒ずみ除去
先程のアルミホイル、塩、熱湯程、誰の家にでもある訳では無いと思いますが、炭酸水も簡単にシルバーの黒ずみが取れる方法として人気です。
適当なコップ等に入れておいて、炭酸が抜けるまで黒ずみが気になるシルバーを漬けておく感じです。
要らない歯ブラシと歯磨き粉は、どちらかと言うと仕上げや微妙なくすみ取りに使うと楽です。
重曹でシルバーの黒ずみが取れる?
重曹と言うと、ケーキのふくらし粉として使用したり、冷蔵庫の嫌な臭い取り、お風呂に入れたりと用途が沢山有るのですが、シルバーの黒ずみ取りも出来てしまいます。
重曹自体が研磨剤みたいな感じですが、シルバーの黒ずみを取ってくれるのは、水と反応する事によって生じる炭酸の恩恵もあります。
「炭酸+研磨」で綺麗にするのが重曹が利用される理由です。
水を加えて練ってみて、目の細かい布とかでゆっくり磨いたり、綿棒につけて磨く感じです。
ただ、重曹でシルバーの黒ずみを落とす場合、シルバー部分だけを使用するようにして下さい。
理由は、天然石等のシルバー以外の部分に傷を付けてしまい、輝き等が失われてしまう可能性が有るからです。
重曹を使ってシルバーの黒ずみを取る方法にはもう一つ有ります。
先程の「アルミホイル×塩×熱湯」の方法と同じ要領で、塩の代わりに重曹を使います。
ただ、塩の場合はティースプーン1杯程度でしたが、重曹の場合は大さじ一杯位は必要です。
お酢やクエン酸でシルバーの黒ずみを取るのも定番
重曹や塩の時のように、煮るよりは、熱湯にお酢やクエン酸を加え、シルバーを漬けて軽く混ぜる感じです。
黒ずみの酷さは、少しくすんだ程度の場合が良く、使用頻度が高いシルバーの定期的なメンテ向きです。
お酢やクエン酸の量も、多ければ多い程良いと言う訳では無く、コップ一杯にティースプーン1杯程度でも十分です。
短時間で仕上がると言うよりは、一晩漬けておくような感じですね。
やっぱりシルバークリーナーが確実(かも)
シルバーのメンテナンスにハマってしまい、今後は定期的に磨きたいのであれば、市販品のシルバークリーナーを使用するのが確実です。
値段や黒ずみの落とし方も色々で、容器に漬け込むタイプ、塗って落とすタイプ等が主流です。
結構強力な物が殆どですので、無垢状態に戻る場合が多いです。
割と知られていないシルバーの黒ずみ取り
黒くなってしまいますので、捨てる覚悟が無い限り、目立つ黒ずみ取りに使う人は少ないのですが、メガネ拭き、スマホガラス拭き等は「くすみ」程度であれば有効です。
他には、中性洗剤、ヨーグルト等を使用する方法もありますが、割と軽度の場合には使えます。
ヨーグルトと言うと、そのまま食べたり、脱水してケーキに入れたり、ソースにしたり、肉を漬け込むと柔らかくする事が一般的だと思います。
少し勿体無い感じもしますが、脂肪酸、乳酸等の成分には、シルバーの黒ずみを落とす働きが期待出来ます。
このヨーグルトつながりで、牛乳でシルバーの黒ずみを取る事も出来ますが、効果的には弱いです。
シルバーの黒ずみリスクが下がる保管方法とかは?
汗や皮脂汚れ等もあまり良く無いし、空気中の硫化水素にも反応してしまいますので、シルバーをどのように保管するのが正解なのか?良く分からない方が大半だと思います。
見た目とか気にしないのであれば、小型のジップロックに入れるのが確実です。
より見た目は微妙になりますが、グミや飴、小物とかが入っているチャック付き袋も有効的です。
当然、空気中には黒ずみの原因となる硫化水素が含まれていますので、空気パンパンで保管するよりは、出来るだけ空気を抜いた状態で保管した方が、リスクは下がります。
シルバーの黒ずみが酷くなる場所
汗まみれで放置したり、ずっと空気に晒された状態は有名だと思いますが、実はまだまだあります。
身近な所で言うと、コスメ、香水、日焼け止めは注意が必要で、成分に含まれている硫黄が反応してしまうみたいです。
他には、ゴム、硫黄分が含まれている温泉等も注意が必要です。