毎年、師走が近づく頃になると「お歳暮」の季節が始まり、テレビや雑誌、買い物時に見るようになると思います。
特に就職された方や転職された方、結婚を機に「習慣」自体が大きく変わった方等は、初めて自分で「お歳暮」をしなければならないと言う方も居られると思います。
当記事では、「お歳暮とは?」と言う漠然とした疑問に対する「定義」と、地域によって異なる「お歳暮を贈る時期」について説明させて頂きます。
「お歳暮とは?」
日頃からお世話になっている方に対し、今年もお世話になった事に対する感謝と来年も宜しくお願いしますと言うお願いが「お歳暮」には込められていると言われています。
つまり、「今年も有難う御座いました」を伝える為の習慣です。
時期に関しては、【「お歳暮」の時期に関して(地域別)】で説明させて頂きますが、百貨店や大型スーパー等では、大体11月の中旬から下旬頃に「お歳暮」に関連する催し物等が開催されていますので、それに合わせて購入・配送すれば、基本的に問題は無いと思います。
「お歳暮」の時期に関して(地域別)
最近はそこまで厳格化されていませんが、「関東地方側」と「関西地方側」で「お歳暮」の時期は異なります。
「関東地方側」の「お歳暮」の時期は、12月の始まりから終わり頃迄で、「関西地方側」の「お歳暮」の時期は、12月中旬から終わり頃迄です。
ですが、「生鮮食品」の場合は、「お正月にゆっくりと皆で楽しんで下さい」と言う「配慮」をした方が喜ばれる傾向が有ると言われていますので、「年末」に届くのが理想だと言われています。
12月は、別名「師走」と呼ばれる位ですので、初旬や中旬に「腐りやすい生鮮食品」が贈られて来た場合、全員が全員喜ぶ訳が無いと思います。
贈る日に関しての補足ですが、「日にち指定」等が可能であれば、「天赦日」や「大安」を選ぶにも良いと思いますし、素敵だと思います。
「◯◯さんは関西に居て◯◯さんは関東に居る」と言う様な状況で、正直面倒臭い場合は、12月中旬から下旬にかけて「お歳暮」を用意すれば何も問題は無い筈です。
ただ、お住まいの地域や「貰う側の性格」によっては、12月中旬以降に「お歳暮」が届く事に対して不満が出てしまう可能性も有りますので、注意が必要だと思います。
もちろん、関東にお住まいの方が関西に贈る場合は、「関西の時期に合わせるのが正解」で、逆に関西にお住まいの方が関東に贈る場合は、「関東の時期に合わせるのが正解」です。
「関東」「関西」の境界線と考え方
漠然と「関東側」「関西側」と言われても、「中部地方のお歳暮の時期は、どうなんだ?」と疑問に思われてしまうかも知れませんし、人によっては、「関東」「関西」と一括りにされたく無いと仰る方も居られますが、あくまで「お歳暮」の時期ですので、軽く流して頂けると助かります。
明確な判断規準は存在しない筈ですが、「名古屋」周辺から東が「関東側」、西が「関西側」と分類している事も多いようです。