お歳暮のお礼状を書く時に手が止まる時の処方箋

特に前年までは、ご両親にお礼状を用意して頂いていた方や、結婚等を理由に、急に「お歳暮」や「お礼状」を用意する必要が出来たと言う方にしてみれば、「お礼状に何を書けば失礼に当たらないのか?」は重要で、悩み始めると「手が止まる」と思います。

当記事では、「お歳暮」の「お礼状」で基本となる書式等について説明させて頂きます。

 

お歳暮のお礼状

頂いた方との間柄(上司・配偶者の親族・友人等)によって異なると思いますが、「頭語」「時候の挨拶」「御礼」「感謝」「頂いた方への健康の気遣い」「来年も宜しくお願いしますと言う願い」「結語」の流れで書けば、心良く受け取って頂ける筈です。

 

お礼状の「頭語」

◯「拝啓」◯「拝呈」

◯「敬上」◯「謹んで申し上げます」

◯「謹呈」

 

お礼状の「時候の挨拶」

◯「めっきり寒くなりました」

◯「年の瀬も押し迫って参りましたが」

◯「年内余白なく」

◯「寒さも本格的になって来ましたが、いかがお過ごしでしょうか」

◯「木枯らしが吹き、寒さが身に沁みる季節になりましたが」

 

お礼状の「御礼」

◯「この度は結構な(商品)を頂戴頂きまして、誠に有難く存じます」

◯「本日は心温まるお歳暮の品を頂きまして、厚く御礼申し上げます」

◯「先日は結構な品をお送り頂き、誠に有難う御座いました。早速家族で美味しく頂かせて頂きました」

◯「この度は、とても美味しい(お菓子等)を頂き、私達を含め、子供も大変喜んでおります」

◯「この度は、大変素晴らしい(商品)をお贈り頂きまして、妻のA、息子のBと一緒に美味しくいただきました」

 

お礼状の「感謝」

◯「今年もAさんには大変お世話になり、心から感謝しております」

◯「Bさんのお陰で、私達夫婦も変わりなく、元気に過させて頂いております」

◯「いつもながらですが、Cさんの行き届いたお心遣いに大変恐縮しております」

◯「D様のご期待に答えられますように努力して参りますので、今後共、ご指導の程宜しくお願い致します」

◯「奥様やご家族様にもくれぐれも宜しくとお伝え頂けると幸いです」

 

お礼状の「頂いた方への健康の気遣い」

◯「これから、本格的な寒さが来る季節になりますが、風邪等引かれぬよう、心からお祈り申し上げます」

◯「体調にはくれぐれもお気をつけ下さいませ」

◯「寒さが厳しくなる季節では御座いますが、どうかお体を大事され、良い新年を迎えられますよう、お祈り申し上げます」

◯「今年も残り僅かとなりましたが、まだまだ寒い毎日が続きますので、くれぐれもご自愛下さいませ」

◯「私の方がAさんに対し、何かとお世話をかけてばかりですが、いつも御心にかけて頂き、誠に感謝しております」

 

お礼状の「来年もお願いしますと言う願い」

◯「良い新年を迎えられます事をお祈り申し上げます」

◯「乱筆になりましたが、まずは書中にて御礼申し上げます」

◯「今後共、相変わらぬお付き合いの程、心よりお願い申し上げます」

◯「私もBさんを良き見本とさせて頂き、幸せな家庭を気付けるように努力していきます」

◯「Cさんの益々の御健勝を心からお祈り申し上げます」

 

お礼状の「結語」

◯「敬具」◯「敬具」

◯「拝具」◯「敬白」

◯「頓首」