栗の品種にもよりますが、8月中旬から9月頃にかけて「旬」を迎え、スーパー等に沢山並ぶようになります。
また、親族の方や知り合いの方に、栗を沢山頂くと言う方も多いと思いますし、何よりも美味しいので、今年こそ「栗ご飯」や「スイーツ」に挑戦したいと言う方も多いと思います。
ですが、栗の皮は固く、頑張って皮を剥いても、剥がれにくい「渋皮」が残ってしまいがちですし、一個や二個剥いた位では全然足りませんので、途方無い作業になる可能性も有ります。
当記事では、栗の「一般的なむき方」と「簡単なむき方」、「基本のゆで方」と面倒な方に「電子レンジ加熱法」について説明させて頂きます。
栗の基本的なむき方
「栗のゆで方」については、後述させて頂きますが、そこまで沸騰させていない状態のお湯に栗を沈めた状態で加熱し、出刃包丁等のように「刃が欠けない」ような比較的しっかりした包丁で皮をむくのが、栗の基本的なむき方だと言われています。
次に多いのは、栗の皮を包丁で「めくる」ようにして「渋皮」等を気にしない状態で剥がし、「渋皮」は「爪楊枝」や「小さな包丁」で剥がす栗のむき方です。
栗の簡単なむき方
「基本的なむき方」では、どうしても「渋皮」をはがす事を時間がかかってしまいがちですし、慣れない方からすれば大変だと思います。
そこで人気なのは、お菓子屋さん等のように、大量の栗を処理している方が実際に行っているむき方で、効率化を意識しているむき方ですので、簡単な栗の皮のむき方ですが、「すぐに出来る」訳では無く、「簡単に皮がむけるようになる」です。
一般的には「お湯」でゆで始めますが、「栗の簡単なむき方」の場合、「水」からゆで始め、沸騰し始めたら数分程度ゆでます。
数分間ゆでた後は、「ゆで汁」と一緒に火から外し、冷めるまで放置し、栗も冷めた頃に取り出し「冷凍」します。
次に冷凍庫から取り出し、常温に放置して「解凍」して栗の皮をむき始めると、驚く程簡単に「皮」と「渋皮」がむけると思います。
それでも面倒な方は、栗の皮を剥く「栗の皮むき器」がそこまで高い値段を出さなくても入手する事が可能ですので、次回の買い物時等に探してみるのも面白いと思います。
栗のゆで方
栗をゆで方には沢山のやり方が有り、「皮を残したまま」「皮と渋皮をむく」「皮をむいて渋皮を残したまま」と言う方が多いと思いますので、それぞれのゆで方について説明させて頂きます。
もし、「茹でる」と言う工程自体が面倒な場合は、「電子レンジ」を使用して近い状態に仕上げる事も可能ですので、合わせて説明させて頂きます。
◯皮を残してままのゆで方
「ポコポコ」と沸騰したお湯に表面を洗った状態の栗を15分〜20分位を目安にゆで、大切な事は、少し多目のお湯に栗を「完全に沈めた状態」にしてゆでる事です。
栗同士が重なり過ぎてしまった場合、栗の加熱が不十分な状態になり、栗自体が固いままですので、「落し蓋」「お皿」等で完全に沈めた方が確実だと思います。
◯皮と渋皮をむくゆで方
◯皮をむいて渋皮を残したままのゆで方
皮が無い分、沸騰した状態で5分〜10分程度で火が通ります。
電子レンジで栗を簡単加熱
電子レンジで栗を加熱する場合は、電子レンジの出力等にもよりますが、数個単位から始めた方が良いと思います。
栗の表面の皮で薄茶色の固い部分を出刃包丁等で切り落とすか、栗の皮自体に1センチ前後の切れ目を入れ、電子レンジで加熱した場合の「破裂」を防ぎます。
耐熱容器に栗と少量の水分を加え、栗同士が重なり過ぎないように注意しながらラップをし、2分半〜3分半程度加熱します。
栗の皮の尖った部分でラップが破れないようにする事と、蒸煮のような状態にする事が目的ですので、ややふんわりとラップをしますが、耐熱容器等には裏を濡らす等、しっかりとラップをする事が重要です。