日吉大社山王祭の全日程と各神事の意味

日吉大社山王祭は、毎年4月の12日から15日頃まで開催され、1200年以上の歴史が有り、桜の見頃と時期が重なる事から、「春を告げる祭り」だとも言われています。

「日吉大社」は、「滋賀県大津市坂本5丁目1−1」に有り、京阪電車石山坂本線でしたら、「坂本駅」から徒歩10分程度で日吉大社に到着します。

 

日吉大社山王祭の日程

4月12日は、「禊神事」「清はらい」「午の神事」が開催されます。

「午の神事」は、「東本宮 大山咋神」と「妃神 鴨玉依姫神」の「結婚」に関する儀式です。

 

夕方の6時半頃から「生源寺」で「読み上げ式」が開催され、夜の8時半頃から神輿が「奥宮」を出発します。

夜の9時頃には「麓」に到着し、夜の9時20分頃には「東本宮」で「神事」が開催されます。

 

4月13日は、「神輿出し神事」「神輿入れ神事」「献茶神事」「花渡り式」「未の御供献納祭」「宵宮落とし神事」が開催されます。

 

日吉大社山王祭の「花渡り式」は、昼の1時頃から開催され、武者の甲冑を着込んだ子供達が神様へ「花」をお供えする儀式が開催されます。

「宵宮落とし神事」は、4月12日に開催される「東本宮 大山咋神」と「妃神 鴨玉依姫神」の「結婚」に続く「出産」と「御子誕生」に関する神事です。

 

夕方の6時半頃から「生源寺」で「読み上げ式」が開催され、夜の7時頃から「大政所」で「神輿振り」が開催されます。

「出産」に伴う「陣痛」を表す神事ですので、神輿で激しさを表し、日本全国の神輿の中でも圧倒的な迫力が有ると言われています。

 

夜の8時半頃には「儀式」が始まり、夜の9時頃には「西本宮」に到着します。

4月14日は、「日吉大社山王祭例祭」「御浦神事」「大榊還御」「拝殿出し神事」「神輿神幸」「神輿渡御」「船渡御」「御供献納祭」「神輿上陸」が開催されます。

 

「例祭」は朝の10時頃から開催され、1基辺り約1.5トンの迫力有る神輿が7基揃う日でもあり、「神輿渡御」は昼の2時半頃から開催され、7基の神輿が琵琶湖を渡ります。

「西本宮」に奉られている「大己貴神」は、琵琶湖からお越しになられている事から、日吉大社山王祭の山王祭では琵琶湖上を渡ります。

 

4月15日は「酉の神事」「船路御供献納祭」が開催され、「酉の神事」は朝の10時頃、「船路御供献納祭」は朝の10時半頃開催されます。

日吉大社山王祭の「酉の神事」は、例祭の締めくくりの神事です。