川崎市の「山王祭」は、毎年8月の2日・3日頃に「稲毛神社」で2日間に渡り開催される祭りで、「例祭」は8月2日に開催され、一般的には「非公開」になっていますが、希少な「古式宮座式」が開催されている事でも有名です。
「古式宮座式」は、神奈川県から「民族文化財」として認められており、関東では珍しい儀式の一つですが、「秘伝」とされています。
「古式宮座式」は、秘伝の調理法で作られた料理を神に供える儀式です。
「稲毛神社」は、江戸頃までは「山王権現」を奉っていた神社で、「川崎山王祭」以外には「稲毛神社例大祭」とも呼ばれ、江戸時代から現在に至る迄の間は、雷神であり剣の神でもある「タケミカヅチ」を奉っています。
川崎山王祭が開催される稲毛神社は、「神奈川県川崎市川崎区宮本町7−7」で、「例祭」が開催される前日の8月1日に「前夜祭」が開催されます。
8月8日頃に「町内神輿連合渡御」8月9日に「神幸祭」が開催され、川崎山王祭全ての行事が終了します。
「神幸祭」は、毎年、川崎山王祭の「例祭」後の初めての日曜日に開催される祭りで、一番の賑わいを見せてくれ、圧倒的な存在感の「孔雀神輿」「玉神輿」を観る事も出来ます。
川崎山王祭の開催地「稲毛神社」の魅力
千年以上の歴史を誇る神社の一つで、「神の結婚」「神の懐妊」「御子神誕生」等の伝説が残っている事も有り、非常におめでたい神社の一つです。
交通アクセスも比較的良く、JR京浜東北線「川崎駅」もしくは京急「京急川崎駅」から歩いて10分前後で稲毛神社に到着する事が可能です。
川崎山王祭のスケジュールを再確認すると、8月1日は夕方6時頃から「山王祭前夜祭(宵宮祭)」、8月2日は朝10時頃から「山王祭例大祭」、昼の2時頃から「古式宮座敷」が開催されます。
露天自体は8月の7日から最終の9日頃まで開催され、夕方にかけて活気が出て来ます。
8月8日の昼の1時頃から「川崎町内神輿連合渡御」が開催され、最終の「神幸祭」は、朝の6時半頃から夜の8時まで開催されます。
川崎山王祭に参加する場合の注意点
稲毛神社で開催されますので、銀柳街入口から宮前交差点間の「市役所通り」で「車両規制」が実施されますので、8月の2日・3日に通られる方や川崎山王祭に参加される予定の方は注意が必要です。
8月の2日に関しては、「市役所前」から「宮前交差点」に渡り、昼の2時半から夕方4時にかけて「3車線」有る中で、「2車線」が「車両規制」対象で、「1車線」のみ使用する事が出来ます。
8月の3日に関しては、「銀柳街入口」「宮前交差点」間の3車両で、「2車線を上り」「1車線を下り」にします。
「上がり」は稲毛神社から見て「川崎駅」方面、「下り」は稲毛神社から見て「塩浜営業所」方面です。