「祝儀袋に入れる金額の相場って幾ら位なんだろう?」とふと疑問に思う事も有ると思います。
特にきせまめが思うのは、「少し遠い親戚」「会社関係」と言う微妙な間柄の場合で、「え〜っと」と顔を思い出そうとしても思い出せないし、実際に会った記憶が無いような距離感の時、「明らかに人数合わせ」だと理解出来る「本当に微妙過ぎる時」です。
結婚式は新郎新婦にとって、とても素晴らしい日ですので、心から祝福し応援したい気持ちで一杯だと思います。
出来る事なら沢山包んであげて喜んで欲しいし、新婚生活や新婚旅行代、腰を抜かす位高い挙式費用等に少しでも役立てて欲しいと思いますが、祝儀袋に入れる金額の相場を知っておくと便利です。
明確な決まり自体は有りませんが、新郎新婦に対して失礼にならない金額と言うのは存在します。
金額は多いに越した事は無いのかも知れませんが、「偶数」「4」「6」「9」は、結婚式のご祝儀に適していないと言われていますので、ご祝儀袋に入れる前に確認しておいた方が良いと思います。
少しイメージ力が必要な意味合いが有りますが、「偶数は割り切れる(別れる)」ので適していないと言われています。
ただ、例外が有り、「8は(末広がり)」で縁起が良いと言われていますが、新郎新婦の親族でも、かなり近い間柄でも無い限り、一般的には「包み過ぎ」だと思います。
「4は(死)」「6は(666で悪魔の数字)」「9は(苦の語呂合わせ)」と言うイメージに繋がりますので、祝儀袋に包む金額としては、適していないと言われています。
ご祝儀袋の金額の相場
簡単に言うと、親族は3〜6万かそれ以上、上司は4万円以上、友人知人は3万円、それ以外は3万前後です。
それ以上に遠い間柄であれば、2万円包むと言う方も多いです。
判断規準としては、新郎新婦との「間柄」「感覚的な距離」で、次に「ご祝儀袋を包む方の年齢」「社会的地位(役職等)」「威厳」等も関係して来ますし、「見栄」でプラスする方も居ます。
新郎新婦への「思い入れ」等によって、ご祝儀袋の金額の相場よりも上の金額を包むと言う方も多いです。
(例)
「自分が新郎新婦の直属の上司だから」
「この人のお陰で今が有る」
「日頃の感謝の気持ち」
「まるで自分の家族のように思っている」
「◯◯(役職)だから」
「社長としての威厳」
等の「立場的な物」等によっても価格は変わり、相場よりも金額を上げる方も居られます。
逆にご祝儀の相場よりも金額が下がる場合は、会社単位で挙げるような大掛かりな挙式に、挨拶程度しかした事が無い程度の新郎新婦に呼ばれてしまったような状況で、きせまめも忘れた頃に招集されます。
また、未成年であったり、学生、卒業して就職後数年以内の場合は、相場よりも下の金額だとしても問題は無いと言われています。
この場合の金額の相場は、「2万円」が人気です。
「2」には、「2人で長い人生を歩む」と言う意味が有りますので、平均相場である3万以下だと無難とされています。
ただ、「2人」しか居らず「子無し」を暗示する可能性が有ると指摘する人も居ますので、ご祝儀の金額が相場以下になる場合は、何かしらの工夫をしてみるのも良いと思います。
例えば、他に出席されるご家族様と一緒の祝儀袋に入れて頂くか、3人までの「連名」で祝儀袋をお渡しすると言う方法も有ります。
連名に関しては、最大3名までが理想で、4名は不吉で、5名は多過ぎると言われています。
人によっては「雑」「適当」な印象を与えてしまい、結婚式にはあまり適していないと言われています。
連名でご祝儀袋に包む金額についても同じような事を意識しておくと良いと思います。
きせまめの感想
特に「冠婚葬祭」関係は、駄目な意味を聞いてもいまいち理解出来ないような「暗黙のルール」が存在しますので、本当に厳しい家に嫁ぐ方は、「大変過ぎるな」と感じてしまいます。
殆どの場合は、3万円か5万円で、親族であれば10万円包む人や「結婚支度金」のような意味合いで多目に渡す人も居る程度だと思います。
まあ、社長や芸能人とかは「目玉が飛び出る」ような事をやってのけてしまいますが、それはそれです。
それに、ご祝儀袋の金額は、「気持ち」ですので、そこまで過剰に反応する必要は無いと思います。
余程、相場よりも低い金額で無い限り、嫌な印象を与える事は無いと思いますし、そんな事を言う場合は、これを機会に「距離を置く」のが良い選択だと思います。