ヒノキ花粉の症状として多いのは、「咳」「鼻水」だと思います。
咳が出る理由は大きく分けて2種類有り、「アレルギー反応による炎症」「口呼吸による炎症」「鼻水による炎症」による物だと言われています。
アレルギー反応を抑える薬を飲み、症状が緩和されたにも関わらず、咳や喉の違和感や症状が消えない場合は、「炎症」と「鼻水による炎症」による可能性が高いです。
「鼻水」と「咳」の関連性
「鼻水」は、主に「粘膜」と「ヒノキ花粉」等のアレルゲンによって構成されていると言われており、「粘膜」は、「鼻線」「胚細胞」「浸出液」から構成されていると言われています。
ヒノキ花粉のピーク時になると鼻呼吸をする事自体が苦痛になる位鼻水が出ると思います。
それが、喉に流れ込んでしまう事によって、喉が弱ってしまい、咳が出易くなります。
また、鼻炎の症状が酷くなってしまった場合、鼻呼吸の比率が減り、口呼吸の比率が増えてしまうと思います。
喉は薄い粘膜で覆われていますので、口呼吸の比率が高くなってしまった場合、「乾燥」してしまいます。
喉が乾燥してしまうと、咳が出てしまうだけでは無く、喉自体の免疫機能が大きく下がってしまい、自己回復機能も下がってしまいがちです。
ヒノキ花粉の症状によっては漢方やのど飴も
もちろん、本格的なヒノキ花粉によるアレルギー反応等の症状が出てしまった場合は、病院から処方された薬や抗アレルギーの市販薬を服用して症状を緩和させる必要が出て来ると思います。
ですが、軽く咳が出たり、喉に違和感を感じる程度でしたら、「龍角散」が配合されたのど飴や、「小青竜湯」「甘草湯」「銀翹散」等の咳や喉の炎症に良い漢方薬を飲んだ方が良いと言われています。
「龍角散」は本来、「咳」「たん」「喉の炎症」に処方される事が多い漢方薬ですが、「のど飴」としても販売されています。
「龍角散のど飴」は、比較的どこでも入手が可能ですので、喉の保湿や予防にも効果的です。
辛いヒノキ花粉等によって引き起こされた鼻水や咳等の症状を緩和する目的でしたら、処方された薬や市販薬は「症状の緩和」は出来たとしても、「予防」は出来ません。
もし、ヒノキ花粉が飛散する時期であっても、そこまで症状が酷くならない場合は、それ以上症状が悪化してしまわ無い内に漢方で予防してしまうのも一つだと言われています。
確かに、漢方薬では酷くなってしまった症状を緩和させる程効果は強く無いですが、鼻水や咳等の症状が気になりだした時には効果的です。
「ヒノキ花粉のピークと服薬ベストタイミング」の記事も参考にしてみて下さい。