ヒノキ花粉は毎年2月上旬辺りに九州辺りから始まり、徐々に北上していきます。
花粉の飛散ピーク時は、関西であれば4月の上旬頃から始まり、関東であれば4月の中旬頃から始まります。
ちなみに、「スギ花粉」の飛散ピークは、関西であれば3月の上旬頃から3月の中旬頃にかけてで、関東であれば3月の上旬頃から3月の中旬頃にかけてです。
ですので、ヒノキ花粉のピーク時よりも半月〜1ヶ月近く早く、アレルギー反応が酷くなるようでしたら、「スギ花粉」も疑った方が良いと思います。
ピークと市販薬服用のタイミング
単純に「抗アレルギー薬」と言っても、大きく分けて2種類存在し、「抗ヒスタミン」系を「塩基性アレルギー薬」、「抗ヒスタミン」では無い薬を「酸性抗ヒスタミン薬」と呼びます。
どの種類にも関してですが、ヒノキ花粉のピークか、その日の花粉前線情報を見て服用するのが一番です。
2種類の薬に共通して言える事は、「症状を緩和させる」事しか出来ないと言う事です。
「ヒスタミン」は、ヒノキ花粉等が体内に侵入した時に合成され、アレルギー反応等を引き起こす要因の一つと言われており、「抗ヒスタミン」系の薬は、「ヒスタミン」の生成を抑えます。
つまり、花粉症の薬は、症状が出始めた頃に飲むしか有りませんので、ヒノキ花粉ピーク時は、外出時に飲んでしまうのも一つの方法だと思います。
花粉飛散ピーク時に避けるべき服装
スギ花粉が気になる時期に突入した場合、マスクや帽子等も有効ですが、少しでも花粉が付着しにくい服装を選んだ方が良いです。
天然由来の生地よりは、科学繊維系の生地を選び、出来れば花粉が付着しにくそうな表面の物を選んだ方が良いです。
市販品と処方薬の大きな違い
ヒノキ花粉への抗アレルギー薬以外に関してもそうですが、市販薬は基本的に効果が低めに設定されていて、「万人向け」に調合されている場合が多いです。
花粉飛散ピーク時に症状が出てしまうような状態であれば、市販薬でもある程度は対処出来るとは思います。
ですが、花粉飛散の始まり位からアレルギー反応が現れ、ピーク時には日常生活に支障をきたす位、過敏な反応が出てしまう場合は、病院受診して自分に合った抗アレルギー薬を処方して頂く必要が有ります。
仕事や学業が忙しく、なかなか病院受診出来ない方も多いと思いますが、市販薬では思うように効果が出ない場合は、ヒノキ花粉が飛散ピークに入る前に受診しておいた方が良いと思います。
「ヒノキ花粉で喉に違和感を感じる具体的理由」の記事も参考にしてみて下さい。