結婚式中止文例とお詫びの方法、忌日の関係

何らかの原因で結婚式を中止しなければならない場合、「詫び状」のような物が必要になります。

どうしても、相手と上手く行かず、結婚を中止してしまう場合は、残念だとしか言えませんが、新郎新婦のご両親や親族の「忌み日」「喪中」が重なってしまった場合、結婚式を中止する必要が無い場合も有りますので、注意が必要です。

 

「忌み日」「喪中」と結婚式の中止

非常に悲しい事ですが、結婚式前に新郎新婦のご両親や親族がお亡くなりになられてしまった場合、一般的に「忌み日(49日)」を過ぎれば、結婚式を行っても良いと言われています。

ただ、新郎新婦とご両親の考え方にもよりますので、本当に結婚式を中止するべきかは、周囲に相談するようにして下さい。

 

「忌み日」と結婚式中止文例

結婚式中止のお知らせ

謹啓

「季節」の候、ますますご清祥の事とお慶び申し上げます。

突然のお知らせに驚かせてしまい、申し訳有りません。

 

他でも無く、私、(氏名)と(氏名)さんとの結婚についてですが、(いつ誰がお亡くなりになられてしまったのか)の為、結婚を(取りやめるまたは延期)する事になりました。

結婚式に心良く出席して頂けるように用意して頂いた皆様には、非常に無念な気持ちで一杯で、心からお詫び申し上げするしか有りません。

 

理由はともかく、結婚を中止してしまった事に対し、皆様には多大なご迷惑をお掛けしてしまった事を、深くお詫び申し上げます。

略儀で申し訳有りませんが、取り急ぎ、お詫びまで申し上げます。

 

◯◯年◯月◯日

(新郎氏名)(新婦氏名)

(招待客氏名)様

 

結婚式を中止してしまった場合のお詫び

自分の親族に関しては、結婚式中止の電話を入れ、詫び状を送るのが良いと言われています。

もし、結納や結婚式、新居や新婚旅行等の費用を、親族に費用を一部負担して頂いている場合、電話をした後、直接お会いしてお詫びし、負担して頂いた費用について話合うのが基本だと言われています。

 

相手側の両親や親族に関しては、結婚式中止のお電話を入れた時に、「結婚式を中止してしまった事に対し、直接お会いしてお詫びしたいのですが、宜しいでしょうか?」

と言ったニュアンスで会う事に対して、お伺いを立てた方が良いです。

 

結婚式を中止してしまった相手に絶対に会いたくないと言う方も居られますし、実際に会って話合うのが「筋」だと言う方も居られます。

結婚式中止のお詫びに行く場合は、基本的に親と一緒に行くのが常識とされています。

 

ただ、新郎側に関しては2種類の受け取り方が有り、「世帯を持つ身なのに、詫びに1人で来れないのか」と言う受け取り方と、「結婚は両家に繋がりが出来る事なのに、親は知らん振りか」と言う受け取り方等も有ります。

少し変な話になりますが、1人でお詫びに行くよりは、両親と一緒に行った方が誠意が伝わり易く、最悪の事態になりにくいと言う意見も有ります。

 

喪中の結婚式、招待に関する常識と非常識」の記事も参考にしてみて下さい。