卒業式は「冠婚葬祭」と同じ位重要な意味合いが有り、一般的に父親であったとしても服装だけでは無く、ネクタイや小物等にも配慮する必要が有ると言われています。
簡単に言うと「抑えるべきポイントを押させておけば大丈夫」と言う事ですが、大切なお子様に対して威厳やある種の憧れを抱いて貰うだけでは無く、周囲の同じ父親に対してもスタイリッシュさや理想的な父親像を演出する事も可能です。
普段からスーツを着たり、セミフォーマル程度のコーデイネートが好きな方からすれば問題は無いと思いますが、アメカジ系やストリート系が好きな方からすれば、方向性が違いますので、大問題だと思います。
また、きせまめの知り合いの旦那様も普段からオシャレには気を配っている方ですが、忘年会や正月以降に体型が著しく変化してしまい、元に戻りそうに無いと泣く泣くスーツやワイシャツを新調したと言うケースも存在します。
もちろん、卒業式の主役は年齢によっては失礼に当たるかも知れませんが、「大切なお子様」ですので、写真や映像として残ります。
間違った服装や何となく変な服装では、逆に恥をかかせてしまう可能性も有りますし、お子様が大きくなって同じシチュエーションに遭遇したとしても「恨まれる」「笑われる」事は、「無きしもあらず」と言った具合でしょうか。
きせまめ的には、「参加する事に意味が有る」と思いますので、最低限の基本さえ抑えていれば、十分と言えば十分だと思います。
卒業式の服装選びの基本的なポイント
当たり前の話になってしまいますが、セットアップスーツが前提となります。
ですが、その卒業式が行われる園や学校によって少しだけ選択肢が異なり、私立や国立であれば、「ブラックスーツ」「ダークスーツ」を選択するのが良く、府立やインフォーマルな卒業式であれば、「ダークスーツ」「ビジネススーツ」を選択するのが一般的だと言われています。
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タイプ的に言うと、流行によって左右されてしまいますが、「シングルスーツ」が良く、「ダブル」「スリーピース」等は一般的な価値観で言うと少し違うと言われていますが、最近では、「スリーピース」を着られている父親も増えて来ていますし、全く問題は無いと言われています。
ボタン数に関しては「3つボタンの上2つのみ止める」のが一番良いとされています。
スーツのシルエットが一番美しく、一番下のボタンを止めてしまうのは、座った時にシルエットが崩れてしまい、「上質な着こなし」から見ると「最善の選択」とは言えません。
「3つボタン」は正式ですが、ややクラシック過ぎると言う意見も有り、最近では、「2つボタン」も人気ですし、規準が曖昧になって来ています。
現時点では、「1つボタン」「ボタンが沢山」等のデザイン系スーツも存在していますが、ファッション系の卒業式でも無い限り相応しくは無いと言われています。
もちろん、ドレスシャツに関しては「白」が最も相応しく、どのような方に対しても「清潔さ」「真面目さ」「誠実さ」を伝える事が出来、私立や国立では無いのでしたら、「白に準ずるドレスシャツ」でも大丈夫な場合が有ると言われています。
きせまめ的にも、「3つボタンスーツ」が一番で、次に「スリーピース」か「2つボタンスーツ」だと思います。
繰り返しますが、卒業式の主役は父親では有りませんので、乗り気でも無いのに(自己満的)ファッションショーに張り合う必要は無いと思います。
服装と同じ位ネクタイも重要です
無事にスーツ選びが終わったら、次に迷うのは、卒業式に参加される父親として理想的なネクタイの色だと思います。
一般的に落ち着いたシルバーが良く、質感的に言うと「いぶし銀」位の上品で落ち着いた色を選択すると間違いは無いと言われています。
「上質で気品の有る父親」を演出する事が出来れば上出来とされていますので、俗に言う「ホスト系」等のデザイン優先の派手なネクタイは適していません。
きせまめも友人や知人の写真を拝見させて頂いた時、「アッチ系の人ですか・・」「あらヤダ、バブリー!」と程よい香ばしさを感じさせて頂ける方も、時々居られます。
分かる人には分かるかも知れませんが、仮に「ジャンポールゴルチェ」や「ヴェルサーチ」であったとしても、ネクタイを正しく把握してくれる人は、卒業式と言うシチェーションでは、一握り以下だと思います。
ネクタイの柄に関しては、「ソリッドカラー」が一番良く、どうしてものっぺりした雰囲気が気になると言う方に関しては、「シャドーストライプ」同系色の「ピンストライプ」が適しています。
ややインフォーマルな雰囲気の卒業式であれば、大人しくて上品なカラーネクタイであれば大丈夫と言う意見も有ります。
もし、カラーネクタイに関して気になるようでしたら、ネクタイを取り扱っているショップ等に気軽に相談するのも良いと思いますし間違いは無いと思います。
その場合は、百貨店等に入っている店舗やスーツに関する知識が豊富なお店を選びたい所です。
既にその人がファッションに無頓着な感じの定員さんだと、上手く在庫処理係に任命されてしまう可能性が有りますので。
きせまめの感想
長く大変だったと思いますが、卒業式までラストスパートです。
最近では、本当に沢山のスーツが出て来ていますし、数年前であれば、規準から少しズレている服装であったとしても、今は大丈夫だったりします。
きせまめ的には、卒業式に来て頂けるだけでも十分幸せな事だと思いますので、暖かい目で見守ってあげて下さい。
もしかしたら、お子様からすれば「当たり前」「恥ずかしい」等のようにネガティブな印象を抱かれてしまう可能性が有るかも知れませんが、自分が親の立場に立った時、痛い程、親の有り難さが身に染みる筈ですし、きせまめも想いが伝わる事を願っています。