醍醐寺の桜は、毎年3月の下旬から4月の上旬に見ごろを迎えます。
もちろん、標準木でもある「ソメイヨシノ」の見ごろですので、「カワズザクラ」等の早咲きの見ごろは一週間前後早い場合が多く、「ヤマザクラ」等の遅咲きの見ごろは、それよりも後になります。
特に「豊臣秀吉」が「豊臣秀頼」「北政所」「淀殿」1598年の3月15日に1300名の諸大名を集め、「醍醐の花見」を利用した場所としても有名です。
現在では、1000本近くの桜を楽しむ事が出来、桜の見ごろにあたる時期でしたら、敷地内のどこかの桜は満開を迎えているので、気軽に来る事が出来る言われています。
醍醐寺の桜の種類
「シダレザクラ」「ソメイヨシノ」「カワズザクラ」「ヤエザクラ」「ヤマザクラ」を中心に1000本以上の桜を楽しむ事が出来ます。
もちろん、「表書院」と「三宝院」の桜が有名で、見ごろを迎える時期には、沢山の観光客の方で賑わいを見せてくれます。
途中に有る桜のトンネルも人気が高く、「霊宝館」の桜と、点在する立派なシダレザクラも有名です。
醍醐寺の魅力
醍醐寺は、貞観16年、西暦で言うと864年頃に建てられ、当時は現在のような豪華さは有りませんでした。
現在のように圧倒的な豪華さを誇り、京都の桜の名所として知らぬ者は居ないと言われる様になったのは、「豊臣秀吉」のお陰です。
桜への情熱は留まる事を知らず、「三宝院」の庭は「豊臣秀吉」によって設計された位で、「ベニシダレザクラ」は一見の価値が有ると言われ、早咲きの桜ですので、見ごろは標準木の「ソメイヨシノ」よりも早いので注意が必要です。
現在では桜だけでは無く、沢山の「国宝」を保有している事も魅力です。
世界文化遺産「古都京都の文化財」の一つとしても有名で、醍醐寺の拝観時間は、朝の9時から夕方の5時ですが、「上醍醐」の拝観が目的の場合は、夕方の4時に閉じてしまいますので、注意が必要です。
国宝に指定されているのは、天暦5年、西暦で言うと951年に建立された「五重塔」が、京都府内最古の建造物として有名です。
他には、保安2年、西暦で言うと1121年に再建された「薬師堂」、永享6年、西暦で言うと1434年に再建された「清滝宮拝殿」、「表書院」「唐門」「金堂」が醍醐寺の国宝です。
桜祭りでは有りませんが、毎年4月の第二日曜日に開催される「豊太閤花見行列」も人気です。
「京都の桜の名所、原谷苑は他と何が違う?」の記事も参考にしてみて下さい。