しだれ桜の花言葉、秘めた恋心や純粋さを表す

しだれ桜にも沢山品種が有り、他の桜よりも枝が柔らかく、垂れたような状態になる品種の事を意味します。

一般的な桜の観光名所等に咲いている品種は、「ソメイヨシノ」と呼ばれる品種で、「しだれ桜」の方が少し開花が早いのも特徴の一つと言えます。

 

「しだれ」は漢字で「枝垂れ」と書き、「長く垂れ下がる」と言う意味で、「しだれ紅葉」「しだれ梅」等も有名で、京都府を象徴する桜としても有名です。

 

花言葉について

しだれ桜の花言葉は、「誤魔化し」「精神の美」「淡泊(たんぱく)」「優美」等で、桜自体の花言葉は、「精神の美」「淡泊」「優れた美人」「純潔」です。

花言葉の「淡泊」と「淡白」は、現代ではそこまで漢字の使い分けがされる事は少なく、「心や立ち居振る舞いに洗練さが有る事」「その人自身がさっぱりとしている事」「妙なコダワリや執着心が無い事」等を意味します。

 

花言葉の「誤魔化し」は、「真実を言わない」「事実と反する事を言って、その場をしのぐ」「不正を働く」等と言った、マイナスのイメージを与えてしまいがちですが、「恋心などを看破されないようにする」と言った、「恥じらいのある女性の秘めた恋心」等を表しているとも言われています。

しだれ桜の場合は、長く桜の枝が枝垂れて「桜の木」を隠してしまう様子が、女性の秘めた恋心を表していると言うのが、一番イメージとして違和感が無いと思います。

 

昔は、「古い慣習」や「身分的な問題」、「許嫁」や「嫁ぎ先が自由に選べない」等、現在のような自由な恋愛が許されない方も多く、直接的な意味合いで「好き」「愛してる」とはお互いに思っていたとしても言わなかったと言う方も多かったと思います。

そう言った時代背景等を考えると、しだれ桜の花言葉を知ると、より一層感慨深い物になりそうです。

 

日本に多いしだれ桜の品種

日本で一番多く植えられている桜は、「ソメイヨシノ」と呼ばれる品種で、私達が観ている殆どの「ソメイヨシノ」は「クローン」です。

「クローン」を植えなければならない理由は、桜は「突然変異」を起こしやすいからです。

 

「しだれ桜」にも沢山品種が有り、様々な種類が掛け合わさってしまって「雑種化」してしまった物が多いのですが、「エドヒガンサクラ」に近い品種が亜種化してしまった物が一番多いと言われています。

枝の先端周辺に花が集まって咲いている物は、「ヤエザクラ」に近い品種だと言われています。

 

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