グリセリン

グリセリンは、動植物、海藻等に含まれているアルコールの一種です。

500ミリリットル入りで1000円前後と比較的安価で、大手通販サイト等でも、簡単に購入する事が出来るのも魅力です。

 

無臭で水に溶けやすく、水分を集める力が強い特徴が注目され、自作の保湿剤や化粧品等を作ってみたいと言う方も増えて来ています。

こだわり始めると、それなりの金額になってしまいますが、高級オーガニック化粧品と謙遜無い物を自作されている方も居る位です。

 

普段から健康や美容意識が高く、化粧品等の成分表示を確認されている方でしたら、グリセリンは、非常に有名な成分の一つだと思います。

特に最近では、コスト削減や利益重視の為、同じ化粧品を使っていても、急に使用感が変わってしまったり、不安や疑問が残る成分を使用した市販品も増えています。

 

また、「グリセロール」と記載されている場合も有りますが、同じ意味ですので、「グリセロール」として販売されている場合であっても使い方や用途等は同じです。

意外かも知れませんが、グリセリン自体、高い保湿効果の他に「甘み」があるのが特徴で、食べ物や飲み物に使われる「食品添加物」にも採用されています。

 

「食品添加物」としてのグリセリンは、「甘味料」「増粘安定剤」「保湿」として利用されています。甘み以外には、化粧品などと同じように、保湿や粘りが利用される事が多いです。

 

グリセリンとは?

植物由来、海藻由来、大豆由来、動物由来のグリセリンが存在し、私達人間で言う所の「脂質」にも含まれています。

また、科学的に生成される場合も有り、石油から「合成グリセリン」として生成されていますが、グリセリン全体から見ると、天然由来の比率の方が高いです。

 

「合成グリセリン」が使用されるのは、主に医療関係です。

天然と合成を比較した場合、合成の方が純度が高く、安定しているからです。

 

グリセリンは、原液の状態でしたら、「はちみつ」に似たような質感を持ち、口に含むと「甘さ」を感じる事も出来る位です。

人間の体内で生成されている「脂質」に含まれている成分ですので、使い方や用途等を間違えなければ、人体にとっても「無害」な成分だと言えると思います。

 

天然由来のグリセリンは、主に「ヤシの実」「パーム油」から生成される事が多いです。

 

グリセリンがスキンケア業界で注目される理由はコレ

粘度が高く保湿性が期待出来る事から、「カサカサ肌」「プツプツニキビ」「敏感肌」「赤ちゃん肌」「角栓」で悩む人に注目されています。

繊細な肌などに関しては簡単にイメージ出来ると思いますが、「ブツブツニキビ」や「角栓」は、イメージが難しいかも知れません。

 

「ブツブツニキビ」に関しては、乾燥してしまった肌や毛穴は、皮脂が上手く分泌されなくなりますので、これ以上体内の余分な水分を出さないように、毛穴を締めてしまいます。

肌の角質層も乾燥が進み、柔軟性が失われてしまいます。その結果、通常と同じ皮脂が分泌されたとしても、「ブツブツニキビ」が発生してしまうと言う事です。

 

「角栓」に関しては、肌が乾燥すると生成されやすい物ですので、過剰分泌を避けたい場合は、保湿が定番だと言われています。

「角栓」は、皮脂腺から分泌された皮脂がメイン成分となり、毛穴の中で角質等を巻き込みながら固く大きくなってしまった物です。

 

酸化すると黒くなりますので、乾燥のサインだと言われています。本当に嫌になりますよね。

 

グリセリンの使い方【化粧品編】

特に最近は、ストレスや生活環境の変化等から、「乾燥肌」や「敏感肌」傾向の方が多く、「本当の意味で信頼出来る化粧品」を探されている方が増加しています。

その反面、「高価過ぎて手を出せない」と言う方も多いと思います(実際に凄い値段ですからね・・・)

 

現在ではそう言った情報は簡単に入手出来ますので、「じゃあ、自分で作ってしまえ!」と言う方は意外と多く、それらの材料も比較的簡単に入手出来る良い時代になりました。

グリセリンは、そう言った方にも人気で、使い方を間違えなければ、「本当の意味で自分の肌に合った自分だけの化粧品」を作る事も可能です。

 

他には、市販の化粧品を使用していて「肌が痛い」と感じながらも無理や妥協して使用している方にも注目されています。

 

化粧品に利用される理由

保水性が高く、角質層に働きかけ、肌にうるおいを与えてくれる事ばかり注目されてしまいがちですが、「弱酸性」の状態に肌を保つ効果、肌に柔軟性を与える効果も期待出来ます。

肌を「弱酸性」に保つ事が出来ますので、肌の抗菌作用が向上します。

 

また、化粧品だけでは無く、「自作ハンドクリーム」を作られる方も居られます。

うるおいを与えてくれますので、乾燥による肌荒れ・逆剥け・湿疹、ヒビ・アカギレ等の肌トラブル全般に効果を発揮してくれるからです。

 

グリセリンの自作化粧品への使い方

凝り性やこだわり派の方は、少し歯がゆく感じてしまうかも知れませんが、最初は、「グリセリン」と「精製水」から「自作保湿剤」を作るのが定番です。

グリセリンの比率は、5パーセント位で十分です。

 

それで様子を見つつ、「ハトムギ」「ドクダミ」等を煮出しても良いと思いますし、「ヒアルロン酸」等を加えるのも人気です。

ただ、グリセリンと精製水で作りますので、「要冷蔵」です。

 

数日〜1週間位で使い切る必要が有り、面倒な場合は、「無水エタノール」を少量加える必要が有ります。

 

グリセリンの使い方と注意点は?原液で使うな!

非常に優秀とも言える用途に関しては後述しますが、基本的に「希釈」する事が大切です。

水で希釈する場合は、「水道水」では無く「国産天然水」を使用した方が安全です。

 

元々身体にも含まれている成分の一つですが、グリセリンを大量に肌に塗ってしまった場合、皮膚の乾燥やベタツキを引き起こしてしまう可能性が有ります。

原液で使用してしまった場合、希釈した時に有効的だった「保湿性」では無く、「吸湿性」が目立つようになり、肌の水分が吸収されてしまい、表皮の角質層部分の水分が奪われ、肌が乾燥してしまいます。

 

基本的に私達一般人がグリセリンを原液で使用するケースは少なく、皮膚科医の判断の元、手荒れやアカギレが酷い箇所に使用する場合はあります。ただ、この場合は素人判断は危険で、傷や荒れが酷い箇所を保護してあげる事が目的だと言われています。

ですので、手荒れやアカギレ等が酷いからと言って、グリセリンを原液で使うのは危険だと思います。それ位であれば、専用のクリームがありますし、皮膚科を受信した方が確実ですからね。

 

グリセリンの用途

繰り返してしまいますが、保湿効果が高い事でも有名ですので、様々なスキンケア商品にも採用され、自作化粧品を作られる方も居られる位です。

特に、乾燥肌傾向が強い方に注目されており、ヒビ・アカギレ等の応急処置や予防的な用途で使用される事も多いです。

 

飲料水に入れ、運動前に飲む

オリンピック選手が、「グリセリンローディング」と言う名称で、ごく少量のグリセリンを水に溶かし、運動前に飲み、喉の乾き、足のつり、脱水症状等を回避した事も注目されました。

 

入浴剤や寝癖直しにも

少し変わった使い方かも知れませんが、「保湿効果」に注目し、少量入浴剤代わりに使用される方も居られます。

もちろん、お風呂の機能等を考慮する必要は有りますが、入浴後の乾燥が気になる方に人気の使い方の一つですし、希釈して「寝癖直し」に使う方も居られます。

 

辛い便秘対策にも

また、スキンケア商品としてのグリセリンが一般的な方からすれば意外な使い方かも知れませんが、希釈して「浣腸」として使用する方も居られます。

実際に「グリセリン浣腸」が販売されています。

 

便秘薬や下剤等を使用する事に対して不安が有る方に支持されています。

一過性の下痢を引き起こしてしまう事自体が身体にとって負担を掛けてしまう事ですが、希釈したグリセリンを使用した浣腸は、1回当たりの価格自体も低いです。

 

医療関係の用途

「合成グリセリン」が使用される事が多く、その安全性から、医療に関しても様々な用途に使用されます。

●軟膏(なんこう)

●座薬

●浣腸

●カプセル錠のカプセル

●パップ剤

 

「パップ剤」は、「ペースト状」の外用薬にも利用され、主に「湿布」として利用されます。

他には、「歯磨き粉」や「マウスウォッシュ」等の歯のケア商品にも使用されています。

 

身近なグリセリンの用途

医療品や化粧品の他で身近な用途は、

●食品

●セロファン

●タバコとフィルター部分

●フィルム

●紙

●石鹸・ハンドソープ・シャンプー・リンス

●香水関連

●有機溶剤関連

等です。

 

更に、気分が落ち込んでしまった場合は、「シャボン玉」としても使用出来ますので、童心に戻り、明日から頑張れそうな気もしないでも有りません。

意外な用途としては、「ノーベル賞」のノーベルが発見した「ダイナマイト」に関する事で、使い方としては一番有名かも知れません。

 

グリセリンは、本当に様々な用途に使用出来ますので、一つ位は持っておいて損は無いと思います。

 

グリセリンに害はあるの?怖いので調べてみた

毎日のように肌に塗る化粧品や口に入れる食品まで、幅広く利用されているグリセリンですが、本当に身体に害は無いのか?を調べてみました。

結論から言うと、常識的な分量の範囲であれば、化粧品や食品として使用する分には害はありません。もちろん、アレルギーや傷や荒れなど、特殊な状況では無い場合です。

 

本来であれば、グリセリンの害について話題に上がる事はありませんでしたが、「電子タバコ」の普及と比例した流れになります。

「電子タバコ」に利用されるグリセリンは、「植物性グリセリン」ですが、この成分は、高温で沸騰させると「発がん性物質」が発生してしまう可能性がゼロでは無いと言われています。

 

もちろん、沸騰させる事によって、必ず発がん性物質が生成されると言う事ではありません。気にするのであれば、高温で沸騰させない方が良い程度の話題みたいです。