カーボンヒーターの寿命と故障する前に知りたい事

カーボンヒーターは計量で価格的にも低く、「点」を暖める目的で使用するのであれば、非常に優秀だと思います。

ただ、使用する場合に気になるのは、いったい、どれ位使用出来るのかについての「寿命」と、「片方しかつかない」等の故障が起きてしまった場合、どうするのが適切なのかだと思います。

 

当記事では、カーボンヒーターの寿命と「片方しかつかない」等の故障した場合の対処法等について説明させて頂きます。

 

カーボンヒーターの寿命について

カーボンヒーターの寿命は、使い方にもよりますが、連続運転で5000時間から7000時間位だと言われています。

1ヶ月が30日計算として、1ヶ月間24時間連続で運転した場合、720時間です。

 

製品や使い方によるバラつきは有ると思いますが、寿命の平均を6000時間として場合、8、3ヶ月使用出来る計算です。

そこまでカーボンヒーターを酷使する方は居られれないと思いますので、1日8時間程度の使用を前提とした場合、1ヶ月30日計算で毎日8時間連続した場合、240時間使用する事になります。

 

寿命の平均6000時間で計算すると、約25ヶ月使用出来ると思います。

一般的な「冬」は12月から2月だと言われていますので、「冬」の期間中、毎日8時間連続運転した場合、約8年がカーボンヒーターの寿命だと思います。

 

もし、肌寒さを感じる11月から3月までの間、毎日8時間使用していたと計算すると、約5年が寿命だと思います。

 

カーボンヒーターの寿命を延ばす方法

構造上、カーボンヒーターのみで部屋を暖かくした場合、エアコン等の他の熱源と併用した場合よりも沢山の電気が必要になります。

沢山の電気が必要になる理由は、エアコン等とは違い、「点」を暖める場合に適しているからで、非常に非効率的だからです。

 

単純に言ってしまうと、カーボンヒーター自体の負担を減らす事ですので、寿命が伸びるのが当たり前だと感じると思います。

軽自動車で高速道路を全速力で走り続けているのと変わりありませんので、少しでも負担を減らしてあげると寿命は長くなりますし、何よりも経済的です。

 

カーボンヒーターは故障し易い?

「カーボン」は炭素繊維素材で、釣りやゴルフ用品等、様々な物に利用されています。

どれ位使用すると故障すると言うのは有りませんが、カーボンヒーターの発熱本体部分が「片方」しか着かなくなる場合が有ります。

 

その場合は、半分しか発熱出来ませんので、暖かさは下がると思いますが、電球が切れた状態と変わりありませんので、爆発や出火等の危険性は低いと言われています。

ただ、故障した物をそのまま使い続けるのは、私を含め、製造メーカーも保証出来ませんので、「自己責任」で使用する必要が有ります。

 

次に故障し易いのは、首振り部分等の「プラスチック」「樹脂」部分と言われ、カーボンヒーターだから故障し易いと言う訳でも無いようです。

もし、本体部分に耐久性を求められている場合は、「グラファイト製」「セラミック製」等を選んだ方が良いと思います。

 

カーボンヒーターは比較的安価な場合が多く、故障して修理に出した場合、購入金額の半額以上、もしくは、新規購入した方が安い場合が殆どだと思います。

電気量販店に故障した商品を持ち込んだとしても、メーカーに本体を郵送する必要が有り、「往復の送料」と「交換部品代」、「技術料」等を徴収されると思います。

 

お住まいの地域にもよると思いますが、故障した商品は、分解してみないと分からない場合が多く、カーボンヒーターの熱源自体が破損してしまっていたり、明らかな断線でも無いと「断言」出来ません。

カーボンヒーターの電気代は経済的?衝撃の事実」の記事も参考にしてみて下さい。