お盆になると「お供え物」をお贈りする場合が多く、結婚や新盆等をきっかけに今まで贈った事が無い方に対してもお供え物をお贈りしたり、頂いたりする機会が出て来ると思います。
そこで困るのは、新しい家族や親族に対してお供え物を贈る場合で、お住まいの地域や宗派によって異なる「のし」や「表書き」ついての常識に関してだと思います。
お盆のお供え物の「のし」の書き方
お住まいの地方や宗派によって違いが出て来てしまいますので、親族の方に確認する事が一番確実ですが、そこまで厳しく無い場合は、「関東」「関西」の「のし」の書き方の違いだけを把握しておくと便利だと思います。
関東でお盆のお供え物に「のし」を選ぶ場合は、「黒・白の水引」を選ぶと間違いは無いと言われています。
一方、関西でお盆のお供え物に「のし」を選ぶ場合は、「黄・白の水引」を選ぶと間違いは無いと言われています。
基本的に「黒・白」「黄・白」の「のし」で構いませんが、49日以降は、「双銀(銀・銀)」の「のし」を使用する場合も有ります。
もちろん、お供え物をお渡しする立場の場合は、「外のし」を選び、相手の方に「誰からお供え物を頂いたのか?」を分かるようにすると良いと思います。
これは、「ご先祖様」に対しても、「誰からお供え物を頂いたのか?」を知って頂く意味も兼ねていると言われています。
お盆のお供え物の表書きに関して
お供え物をお渡しする場合の「のし」に関しては、「お住まいの地域」「宗派」によって異なりますが、「表書き」に関しては、そこまで種類は無く、「お金」「品物」によって異なります。
「お金」やお金に準ずる物であれば、表書きに「御沸前」「御仏前」と記載するのであれば、間違いは無いとされており、「御供物料」記載する場合も有ります。
お盆のお供え物として喜ばれる物
様々な年齢の方が集まると思いますので、「お菓子」を選ぶと間違いは無いと思います。
最近では、焼き菓子を中心とした洋菓子も定番化しつつ有りますが、注意点が一つだけ有り、あまり派手過ぎる「お菓子」は、お盆のお供え物としてはあまり相応しく無いと言われています。
あとは、あまり賞味期限が近い物や包丁等で切る必要が有る物も避けるべきだと言われています。
お盆のお供え物を郵送する必要が有る場合
当記事では、お盆のお供え物の「のし」と「表書き」について説明させて頂きます。
もし、お盆のお供え物を直接お渡し出来ない場合は、郵送でお送りする事になると思いますが、その場合、お盆の日時等を事前確認した上で「日付と時間指定」でお供えを郵送するのが一番だと言われています。
地方によっては、お盆が7月の場合と8月の場合が有り、開催月を間違ってしまう事は、失礼になる可能性が高いです。
お供えを郵送する時期ですが、お盆の1週間前位が一番良く、離島以外の場合は、最悪3日前位には郵送した方が良いと思います。
「お盆のお供え物と砂糖菓子、お菓子の注意点」の記事も参考にしてみて下さい。