高山山王祭全日程と行事内容、各屋台の名称

高山山王祭は「春の高山祭」とも呼ばれ、毎年4月の14日・15日頃、「岐阜県高山市城山156」で開催されます。

「山王様」は「旧高山城」の下町南半分を古くから見守って頂いている「氏神様」ですので、日頃の感謝の意味も兼ねて例祭が行われます。

 

高山山王祭では、国指定の「重要有形民族文化財」にも指定されている12台の屋台を観る事が出来、「からくり奉納」と呼ばれる伝統芸能も観る事が出来ます。

「高山祭」は春・秋の年2回開催され、「秋の高山祭」も有ります。

 

高山山王祭の行事内容

4月14・15日は、「御巡幸」「屋台曳き揃え」「からくり奉納」が開催され、4月14日の夕方頃から「高山山王祭夜祭」が開催されます。

 

高山山王祭の御巡幸

高山山王祭の「御巡幸」は、当時の衣装と伝統的な神輿だけでは無く、「獅子舞」「闘鶏楽」「裃姿」等、数百人以上もの行列を観る事が出来ます。

4月14日の昼1時頃、「日枝神社」を出発し、夕方の4時頃、「お旅所」へ到着します。

 

4月15日の昼12時半頃、「お旅所」を出発し、夕方の4時頃、「日枝神社」へ到着します。

 

高山山王祭の屋台曳き揃え

「屋台曳き揃え」は、4月14日の朝9時半から夕方の4時頃まで開催され、4台の屋台が「お旅所」、8台の屋台が「神明町通り」を曳き揃えます。

4月15日も朝の9時半から夕方の4時頃まで開催され、4台の屋台が「お旅所」、2台の屋台が「本町1丁目」、6台の屋台が「さんまち通り」を曳き揃えます。

 

4月14日と15日の2日間に渡り、「お旅所」の前で「からくり奉納」を観る事が出来ます。

「網方」と呼ばれる精度の高い熟練の技術によって演じられる奉納は、多くの方が時間を忘れて見入ってしまう事でも有名です。

 

高山山王祭のからくり奉納

高山山王祭のからくり奉納は、2日間で少しだけ開催時間が異なり、4月14日は昼の11時から昼の3時頃までを予定しており、4月15日は朝の10時から昼の2時頃までを予定しています。

 

高山山王祭の夜祭

「高山山王祭の夜祭」は、4月14日の夜6時頃から開催され、「高い山」と呼ばれる歌に合わせながら、ゆっくりと屋台が元の場所に帰って行く行事です。

ぼんやりと暗がりに浮かぶ提灯に照らされて帰っていく様子は、どこか儚げで美しいと観光客の心に響きます。

 

12台の屋台は、「神楽台」「麒麟台」「鳳凰台」「五台山」「恵比須台」「崑崗台」「琴高台」「大国台」「青龍台」と呼ばれ、それぞれ彫刻等が異なります。

からくり屋台は、「三番叟」「石橋台」「龍神台」です。