らっきょうの花の時期「鳥取・福井の違い」

「らっきょうの花」が美しい事で有名なのは、鳥取県の「鳥取砂丘」と福井県の「三里浜」と言われています。

開花時期に関してですが、「鳥取砂丘」の場合は、毎年10月頃から11月に差しかかる頃だと言われ、「三里浜」の場合は、毎年10月の下旬頃から11月の上旬頃だと言われています。

 

球根自体は8月の暑い時期に植えられ、「鳥取砂丘」「三里浜」の夏の風物詩とも言えます。

もちろん、その年の気候条件等によって早くなったり、遅くなったりしますし、見ごろが長くなったり、短くなったりします。

 

【鳥取砂丘】らっきょうの花の情報

同時期に「ふくべらっきょう花マラソン」も開催され、テレビや雑誌、新聞等でその美しさを知ったと言う方も多く、毎年11月の第1日曜日頃に開催される「鳥取砂丘らっきょうの花フェア」も有名です。

甲子園球場の約30倍と言う広大な栽培面積の花畑に広がり、美しい紫色をしており、上品で控えめな印象です。

 

鳥取の特産品として有名な「らっきょう」の歴史は長く、江戸時代頃には栽培が始まっており、戦後に本格的な栽培が始まったとされています。

特に「鳥取砂丘」等の「砂丘地」は、農作物が育ちにくい環境だと言われており、砂丘地でも問題無く育つ「らっきょう」は、観光資源としてだけでは無く、農産品としてもなくてはならない存在とも言えると思います。

 

鳥取砂丘の見ごろを迎えた時期のトラブル

らっきょうの花の時期になると毎年美しい花が咲き、砂丘東側に沢山の方が来られますが、らっきょうの花畑を探して迷ってしまう方も居られます。

特に遠方から来られた方は、地図アプリ系を頼りにされる方が多いと思いますが、「当てずっぽう」では見つからない可能性が有りますので、注意が必要です。

 

基本的に鳥取砂丘の最も東側で栽培されていますので、少しでも土地勘が有る方でしたら、簡単に見つける事が出来ると思います。

ですが、毎年道に迷う方が居ると聞きますので、自身が無い場合は、現地の方に道順等を確認してから行った方が良いと思います。

 

【三里浜】らっきょうの花の情報

福井県三里浜の「らっきょう」は、明治の始まり頃に栽培が始まったとされており、鳥取砂丘と同様に「らっきょ」の名産地として有名です。

元々は、砂の飛散から守る意味合いで栽培された物が始まりで、産出品としてでは無く、「自給自足」としての栽培が当時の目的でした。

 

特に、「三年子らっきょ」「三年子花らっきょ」が有名です。

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