アイロンネームシールのはがしかたには、基本的なやり方が有りますので、覚えておくと便利です。
つける時は本当に便利なのですが、いざ、はがすとなると…本当に嫌になってしまいませんか?
きせまめも子供の頃は知りませんでしたので、繊維を弱くしてしまった過去があります。
後に残った半透明の「ノリ」部分を定規で擦っていたのですが、先生の話が面白く無い時に無心に削り回した事を思い出します。
今では、基本のはがし方を知っていますので、通学等で集団登校している子供のカバン等に半透明の「ノリ」部分を見かけると、教えてあげたくなるし、どこか可愛さを感じてしまいます。
話は戻り、アイロンネームシールは「縫ったり」「書いたり」する事が無く、非常にスマートな仕上がりに出来るのが特徴です。
「ピタッと」綺麗に張り付いてくれる反面、普通に再度アイロンを当てたとしても、綺麗にはがれない事が殆どです。
今記事では、「アイロンネームシールのはがし方の基本を知って頂けると良いな〜」と思っています。
是非、アイロンネームシールを綺麗にはがして、色々大切に長く、使ってあげて下さいね。
アイロンネームシールの正しい「はがしかた」講座
もちろん、「油汚れ」「絵の具」等が付着したままアイロンを当ててしまった場合、本当に大変な事になってしまいます。
ですので、最初に洗濯機で綺麗に選択してあげて下さい。
アイロンネームシールをはがしたい衣類を乾燥させておき、アイロンネームシールが、しっかりと乾燥されている状態です。
次に捨てても良い白い布を準備します(布は要らなくなった無地のTシャツ等でも構いません)。
時々、「アイロン不可」の「ポリエステル」を使用してしまった事による悲しすぎるトラブルも聞きますので、本当、うっかりに注意です。
アイロンをアイロンネームシール部分に当てるのですが、要らなくなった布を当て、アイロンに焦げ跡が着かないような温度でじっくりと熱を加え、「ノリ部分」をはがし易くします。
この時に何度も「はがしてはアイロンをかける」を繰り返してしまう方法と、じっくりと熱を加えて一気にはがす方法が有ると思いますが、「じっくりと熱を加えて一気にはがす」のが、正しいはがしかたです。
目安としては、要らなくなった布が焦げない程度で、かなり熱く感じる位です。
それでもアイロンネームシールが残る場合
はがしかたが正しくても、どうしてもノリが残ってしまう場合が有ると思います。
その場合は、先ほど使用していた「要らなくなった布」を利用すると便利です。
要らなくなった布をノリが残ってしまった部分に直接当て、しっかりとアイロンで熱を加え、要らなくなった布にノリを付着させます。
ちょっと分かりにくいかも知れませんが、壁やガラス等にガムテープやビニールテープの粘着部分等が残ってしまった時、ガムテープで何度も着けては剥がしを繰り返すのにも似たイメージです。
ちなみに、ガラスに粘着部分等が残ってしまった場合、ドライヤーで温めてからガムテープで剥がしたり、酢で拭いたり等ではがすと上手く行く場合が多いです。
それでも駄目な場合の対処法①
正しいはがしかたでも取れない場合は、薬局で気軽に手に入れる事が出来る「消毒用エタノール」をアイロンネームシール跡のノリ部分に直接染み込ませます。
取れない場合は、正しいはがしかたで触れさせて頂いた方法がちゃんと出来ていないか、細かな生地の奥にノリが入り込んでいる可能性が有ります。
お手数ですが、「それでもアイロンネームシールが残る場合」の方法を試してみて頂けると良いと思います。
要らなくなった布越しに「アイロンをしっかりと当て、こする」を繰り返すと良いです。
爪で擦るのは生地や自分の爪が痛んでしまう可能性が有ります。
ティースプーンや小さじスプーン、コンビニでアイスを購入した時について来るスプーン等を使うと便利です。
もちろん、「衣類を擦ったとしても、生地が傷まない」物であれば、何を使用しても構いません。
細かな「ノリ」部分が残ってしまっている場合に関してですが、「ノリ」の種類によっては、正しいはがしかたとは違なり、衣類をある程度「湿らした」方が良い場合の方が多いと思います。
熱や消毒用アルコールや繰り返される洗濯によって、衣類の生地は傷んでしまいます。
少し位の細かな「ノリ」は、普通に洗濯する範囲で剥がれて気にならなくなる場合もあります。
「凝り性」の方は難しいかも知れませんが、時間と共に擦れや洗濯によって、「ノリ」部分が自然と剥がれていく場合が殆どです。
ある程度はがれると合格でも良いと思います。
確実に数年以上は持たせなければならない物ですので、一気に生地を傷ませてしまうと勿体無い結果に終わってしまう可能性もありますからね。
結局の所、揮発性の高い有機溶剤等が含まれている訳では無く、熱で糊部分を柔らかくして貼り付ける物ですので、貼り付けた時と同様に熱を加えるのが一番です。
中には諦めるしか無いアイロンネームシールも
特にゼッケンや高校名等が書かれているような大型のアイロンネームシールタイプに多いとは言われていますが、どんなやり方をしても、綺麗にはならない強力なタイプも存在します。
もちろん、アイロンで熱を加えてはがす事は可能な場合が多いのですが、明らかにはがした後が確認出来る位「ベタッと」残るタイプもあります。
理由は他のタイプと同様で、生地の奥まで糊が入り込んでいる事が大きいのです。
また、大判になって来ると、洗濯、擦れ、衝撃、生地自体の動き等によって、剥がれやすくなってしまいますので、一般的な物よりも、糊部分が厚めで強力な物を採用しているとも言われています。
この場合、気になるようなら出来るだけはがし、糊部分と同じが少し大きなアイロンネームシールを新規で貼るのが正解に近いとは思います。
きせまめの感想
アイロンネームシールの基本のはがしかたについてまとめさせて頂きましたが、少しは参考になりましたでしょうか?
上手くはがれていると嬉しいです。
基本的にアイロンネームシール自体を熱してはがし、後は濡れた布やスチーム機能等でしっかりと残ったのりを剥がしてあげるのが一番だと思います。
最近では、「アイロン自体が無い家」も有ると言われていますが、貼ったと言う事は、アイロンが有ると言う事を前提に話を進めさせて頂きました。
もし、「私の家には、アイロン自体が無いんだけど…」と言う悩みを持たれている方には少し酷かも知れませんが、これを機に「アイロン」も購入して頂けると色々便利だと思います。
きせまめの家周辺は「通学路」ですので、最近特にアイロンネームシールを特に理由も無くはがしている子供を見ると、ついつい、その後の家族の苦労を考えてしまい、何とも言えない気持ちになります。
子供同士、和気あいあいと話しながら、爪ではがしてる子を見ると、「あー」と言う感じですね。
でも、毎年、本当に沢山の方がアイロンネームシールを綺麗にはがせない事で悩んでいるのに、専門のはがし液等が販売されていないのが不思議ですよね。
ちなみに、きせまめの周囲の方に、3Mの布でも使用可能なシール剥がしやクリーナーを購入した方が居ますが、ちょっと無理があったみたいです。
もちろん、布の素材や色にもよるとは思いますが、ネットやホームセンター等で販売されている布でも使えるシール剥がしの購入を検討されている方は、まずは目立たない心でテストしてみてからにして下さいね。
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