さつまいもの栽培は簡単手間要らず?収穫時期

「さつまいも」は、元々土壌状態が悪い状況でも栽培出来、食料が十分に行き渡らない時代であっても対応出来るように栽培されて来た歴史が有ります。

そこまでこだわらければ、栽培はそこまで難しく無い事も有り、仕事をしつつもそこまでハードでは無い方にも人気の野菜の一つです。

 

もちろん、栽培にはある程度の手間がかかるとは思いますが、成功した時の充実感と美味しさで次も栽培してみようと言う気になると言う方も多いです。

特にさつまいもは種類も沢山有り、普通の料理からお菓子まで幅広く利用出来るのも人気の理由だと言われています。

 

当記事では、さつまいもの栽培の流れと収穫時期について説明させて頂きます。

 

さつまいもの栽培

◯苗選び

基本的な事になってしまいますが、さつまいもは「苗」を購入するか頂く事から始まります。

5月位から植え付けをされる方が殆どですので、ホームセンターやインターネット等でも簡単に購入する事が可能ですが、「良い苗」「悪い苗」が御座いますので、30cm程で葉数8前後、葉の色がしっかりとした緑色で「すらっとした」苗が理想です。

 

いくら「葉」がしっかりとしていても短すぎたり、葉が大き過ぎる物は良く有りませんし、「すらっとした」苗と細くて葉の色も淡く、弱々しい苗も良く有りません。

また、「苗」を購入後は、7日前後「しおれるかしおれないか」位の水を与える下準備をしますので、その期間を考えて購入した方が上手く行きます。

 

◯土

さつまいもは元々、他の野菜等が育ちにくい悪条件下でも栽培出来る野菜ですので、「日光」が良く当たり、「水はけ」「通気性」が良い場所で栽培した方が良いと言われています。

プランターで栽培される場合は、上記のように30cmの苗が楽に入る物を選ぶ必要が有ります。

 

人にあげる予定で栽培される方や、市販品のように綺麗なさつまいもを求めている方でなければ、初めの土作りさえしておけば、収穫時期まで土を触る必要は無いとされています。

「雑草」に関しても小さな状態で気が向けば抜く程度の方も多いと思います。

 

◯植え付け

さつまいもの苗が「ポット」であれば、ポットから外して埋め、葉に負担をかけないように土の上に自然に這わすのが良いと言われています。

各葉の下部分に「さつまいも」が出来ますので、「切り苗」で栽培する場合は、土に対して45度以上の角度では埋めない方が良いです。

 

土に対して直角に近い状態で埋めてしまいますと、下の部分の葉が埋まってしまいがちで良く有りませんし、出来上がりも悪くなります。

 

◯「つる」の処理

さつまいもの「つる」は再現無く伸びていき、さつまいもの数を増やしてしまう可能性が有り、プランター等の限られたスペースで栽培する場合は、一つ一つが未熟に育ってしまいがちですので、つるの下の根を土から剥がす作業が必要になります。

水をやる時にもつるは邪魔になりますので、「苗」の葉以外は土からはがしても良いと言う方も多いです。

 

それに、アスファルトや壁等につたう時に細かな根を張り、そこから「ひび割れ」等が起きてしまったり、「ゴキブリ」「ムカデ」等の害虫を寄せたりしてしまいがちです。

ですので、明らかに余分に生えている「つる」は、頑丈なハサミやカッターナイフ等で切り落とすか、軍手等を装着して「むしる」と良いと言われており、特に手がかぶれやすい方は注意が必要です。

 

さつまいもの収穫時期に関して

さつまいもの収穫時期は、10月の終わり位から11月の上旬にかけてで、殆どの方は軽く掘ってみて、状況を見てから収穫します。

ただ、遅ければ遅い程甘くて美味しい物が出来ると言う訳でも無く、完全に寒くなるまで放置してしまうとさつまいも自体が悪くなってしまいますので、注意が必要です。

 

元々土に埋まっている物ですので、少し早そうに感じたらそのまま埋めてしまえば良いだけの話ですし、慣れる迄は、実際に1個だけ食べて収穫時期を考えれば良いと思いますし、実際そうさる方も多いです。