ハロウィーンの挨拶と言えば、「トリック・オア・トリート(Trick or Treat)」で、直訳すると「イタズラ・もしくは・ご馳走」です。
「ご馳走をくれないとイタズラしますよ」と言う意味ですので、特に「お菓子」にこだわる必要性は無いようです。
最近では、日本でもコスプレ等が普及しつつあり、「仮装」する年齢層も上がって来てはいますが、ハロウィーンの挨拶の定番「トリック・オア・トリート」を使うのは、主に子供と思われがちです。
「お祭り騒ぎ」「パーティー」が好きな海外の大人は、日本人が想像している以上に「ハロウィーン」に積極的です。
ですが、大騒ぎも良いと思いますが、もう少し大人の小洒落た挨拶も知りたい所だと思います。
今記事では、ハロウィーンの挨拶の定番と「大人」が使う挨拶について説明させて頂きます。
ハロウィーンの挨拶はどこから?
「トリック・オア・トリート」と言う言葉が生まれたのは、「ソウリング」と呼ばれる儀式から来ていると言われており、9世紀頃のヨーロッパで行われたのが始まりと言われています。
「ソウリング」は、キリスト教の方が「死者の日」に「あの世」に行けずに彷徨っている霊に対し、「ケーキ」を渡す代わりに「あの世」に無事行って頂く事を目的とした儀式です。
この「ケーキ」の事を「ソウルケーキ」と呼び、渡さないと「あの世」に行かない事から、「トリック・オア・トリート」と言う言葉や一連の流れが生まれたと言われています。
ハロウィーンの他の挨拶について
日本では「トリック・オア・トリート」がハロウィーンの挨拶の定番とも言えますが、「ハッピイ・ハロウィーン(HAPPY Halloween)」もハロウィーンが浸透している国では、挨拶しては多いです。
海外ドラマや洋画等を観られている方は、一度位ご覧になられた事も有るかも知れません。
玄関を開けると、可愛らしく仮装したお子様が「トリック・オア・トリート」と叫び、大人がお菓子を渡した後に笑顔で、「ハッピイ・ハロウィーン」と挨拶するのが多いと言われています。
海外では、ハロウィーンに仮装するような年齢では無い「高校生」「大学生」「大人」位の層がハロウィーンの日に挨拶する場合にも、よく耳にする言葉だと言われています。
直訳すると「幸せなハロウィーン」ですので、「ハロウィーンを楽しんでね」もしくは、「ハロウィーンを楽しみましょう」的なニュアンスで使用される事が多いようで、「グッド・アフタヌーン(Good Afternoon)」的な軽いニュアンスでも使用される事が有るようです。
それに関連して「ハッピイ・ハロウィーン」の後に「アンド・ハブ・ア・グッドイブニング」と付け足す挨拶もよく使われると言われています。
「ハロウィーンの意味と「諸聖人の日」の衝撃の関係」の記事も参考にしてみて下さい。