「バンドゥビキニ」は、「チューブトップ型」の水着の一種で、70年から80年にかけて海外で流行しましたが、当時のバンドゥビキニは、シンプルなデザインが大半でした。
シンプルなデザインの物が多く、どうしても着る人の体型を選んでしまいがちでしたし、何よりも当時の趣向には合いませんでしたので、日本国内ではそこまで浸透する事は有りませんでした。
近年では、日本人の体型や好みでも馴染み易いように、シンプル過ぎる物では無く、「レース」「フリル」「フラワー」等で可愛らしさをプラスしてくれるデザインの物や、内側に「ワイヤー」「パット」等で適度な「盛り感」を演出してくれるデザインのバンドゥビキニも増えて来ています。
厳密に言うとバンドゥビキニでは無く、「フレアー型」と分類されるタイプが近年の主流で、既存のビキニには無かったデザインの物が注目されています。
まずそんな人は居ないとは思いますが、「バンドゥビキニ」が流行っているからと言って、70〜80年代に海辺を楽しんだ方に譲り受けたとしても、色々と違うと思います。
海外輸入タイプでは無く、国内ブランドの方が日本人向きのデザインが多く、水着コーナーの近年の主力ジャンルです。
バンドゥの意味
バンドゥビキニの「バンドゥ」は、フランス語の「Bandeau」から来ていて、「髪」「頭」に巻く細目の「りぼん」「はちまき」の事で、海外では、「バンドゥ」と言うと「バンドゥビキニ」として認識して貰える事も多いです。
確かに、本来のバンドゥビキニは、シンプルな横長形状をしていますので、「リボン」や「はちまき」を巻いている風に見えます。
ちなみに、フランス語で「リボン」は「リュバン」と呼び、「Ruban」と書きます。
バンドゥビキニの上手い使い方
ビキニと言っても、最近では普段着に使う方も増えて来ていて、脇下が開いたタイプのシャツや「肩紐無しワンピース」に合わせる方も多く、大手ユニクロが販売しているシンプルなタイプのバンドゥビキニ等が人気です。
ズレたり落ちたりする事が心配な方も多いとは思いますが、内側が専用の構造ですので、サイズが違い過ぎる場合以外は、心配は有りません。
お腹周りが気になる場合は、重ねても可愛い「タンキニ」も有りますので、是非楽しんで下さい。
また、専用とまでは言いませんが、「シリコンブラ」や「アンダーボリュームパッド」も販売されていますし、どうしても肩紐が無いと不安だと言う方には、「肩紐付き」も販売されています。
「トングサンダルの意味と日本人に適している理由」の記事も参考にしてみて下さい。