今井街並み散歩の魅力と迷走化、今後の課題

「今井街並み散歩」は、奈良県橿原市(かしはらし)今井町の「伝統的建造物群保存地区」で毎年5月12日頃から20日頃まで開催され、当時の街並みや重要文化財、歴史的建造物等を楽しむ事が出来るイベントです。

「今井宗久(いまい そうきゅう)」「お茶」に関連する物が基本とされていますが、年々新しい取り組みを採用し、来場者数や規模感も年々大きくなって来ている事でも有名です。

 

開催時間は、朝の9時頃から夕方の4時頃までを予定されており、最終日頃の5月19日・20日には、一番の盛り上がりを見せてくれます。

「今井宗久」は、「千利休」「津田宗及」と並び、「天下三宗匠」として茶道で有名な方です。

 

また、「商人」としても有名で、商人の為の「六斎市」とも関係が深いとも言えます。

前身となる行事は、江戸時代頃に開催されていた「六斎市(ろくさいいち)」を現代に復活させた物です。

 

「六斎市」とは、月に6回行われていた、「定期市」の事で、「今井街並み散歩」は、「六斎市」が行われていた当時の雰囲気を再現しているとも言われています。

開催期間中は、決して普段観る事は出来ない、「中橋家」「上田家」等の重要文化財も特別に開放されます。

 

2台の大きな山車も観る事が出来、タイミングが良ければ、囃子の生演奏を楽しむ事が出来ます。

 

今井街並み散歩に魅力と迷走化

江戸時代の街並みを残し、開催期間中は、当時の服装や雰囲気も再現されています。

参加されている方には、「有志」の方も多く、忠実に再現されている事から、非日常的な空間を楽しむ事が出来、時間を忘れさせてくれるのも「今井街並み散歩」の特徴とも言えます。

 

この事については、意見が別れてしまいますが、最近では、「ジャズ」とのコラボ企画も有り、様々な取り組みもされています。

「今井街並み散歩」は、「古き良き物を後世に伝える事が目的な筈なのに、少し違うのでは無いか?」と言う風な抵抗が有ると言う方も居られるのも事実です。

 

個人的には、今後が楽しみであり、新しい取り組みをする事は、素晴らしい事だと思います。

 

今井街並み散歩の最寄り駅

遠方から来られる方は、基本的に「近鉄電車」「JR」を利用する場合が多いと思います。

「近鉄電車」の場合は、「近鉄八木西口駅」「近鉄大和八木駅」「近鉄橿原線畝傍御陵前駅」が最寄り駅です。

 

「JR」を利用される場合は、「畝傍駅」から今井街並み散歩開催地へ向かう事が出来ます。