柿は、ほぼ日本全国で栽培されており、品種も軽く1000種類以上は存在すると言われ、一般的に流通している柿の旬は、10月中旬から11月上旬までだと言われ、私達とは昔から馴染み深い果物の一つです。
「幸せをかき集める」とも言われ、縁起が良い事から、お正月の「干し柿」や「おせち料理」の「紅白なます」から、「昔ばなし」や「季語」等、日常生活に浸透しています。
自宅で柿を食べようとする場合、種の処理が少し面倒ですが、熟し始めた柿は大変美味しいので、ついつい食べてしまいがちです。
当記事では、美味しくてついつい沢山食べてしまいがちな柿の栄養とカロリーについて説明させて頂きます。
柿の栄養に関して
柿には、豊富な「ビタミン」「ミネラル」等を中心に含まれており、「タンニン」や「アルコール変換酵素」等が含まれている事等も特徴です。
◯柿の栄養成分「ビタミン」
「B1」「B2」「B6」
「C」「E」「ナイアシン」
「カロテン」「葉酸」「パントテン酸」
◯柿の栄養成分「ミネラル」
「カルシウム」「マグネシウム」「カルシウム」
「ナトリウム」「カリウム」「リン」
「鉄」
◯柿の栄養成分
「タンパク質」「脂質」「炭水化物」
「灰分」「不飽和脂肪酸」「飽和脂肪酸」
「コレステロール」「食物繊維」「水分」
柿のタンニン「シブオール」に関して
また、柿の「渋味」の原因物質は、「シブオール」と呼ばれる物質で、「タンニン」の一種です。
柿を切った時に断面の中心部分に有る「黒い粒状」に染まっている部分は、「シブオール」の密度が濃い証拠だと言われています。
高い「染色力」が魅力で、太古から「漁村」を中心に注目されており、「収れん性」の性質と共に「渋糸」として「漁具」等に幅広く利用されて来ました。
柿の「アルコール変換酵素」に関して
「アルコール変換酵素」は、「アルコールデヒドロゲナーゼ」と呼ばれ、体内の「肝臓」を中心に存在しており、お酒に「強い人」「弱い人」が存在する原因となっている物質と言われています。
一般的にお酒に「弱い人」は、柿に含まれている「アルコール変換酵素」の分泌量が少ないかもしくは分泌出来ていないと言われています。
柿のカロリーに関して
カロリーは100グラム当たり60キロカロリーですので、一般的に市販されている柿が150グラム以上と計算した場合、柿1個当たりのカロリーは90キロカロリー前後だと言われています。
より身近な「リンゴ」のカロリーが100グラム当たり54キロカロリーですので、個人的にはそこまでカロリーの高く無い食品の一つだと思います。
「干し柿の作り方と白い粉の正体、カビとの見分け方」の記事も参考にしてみて下さい。