七夕の笹の処分、一番正しいと思われる方法

七夕の笹の処分方法には、「この方法が一番良い」と言った方法は無く、スーパーや商業施設等では、流用出来る飾りは取っておき、笹は短冊が吊られたままペンチやノコギリで切って処分している所も有ると思います。

ですが、家庭で処分する場合は、大切な願いが書かれた短冊と笹をゴミと一緒に処分するのも少し心が痛みます。

 

七夕の笹の処分方法

一番格式が高い七夕の笹の処分方法は、「神社」に「焚き上げ」をお願いする事です。

何日までに七夕の笹を焚き上げ無ければならないと言う決まりは有りませんが、「お守り」と同じように、長くて「1年」を目安にすると無難だと思います。

 

よく、受験中や妊娠中にお守りを頂く事が有ると思いますが、基本的に効果は1年位だと言われていますので、七夕の笹に関しても、七夕が終わったらすぐに処分しなければならないと言う訳では無いと思います。

「処分」と言う言葉は、適切では無いのかも知れまでんが、次の年の七夕までに神社で「焚き上げ」て頂くのが一番良いとされています。

 

もし、最寄りの神社等に「お焚きあげ」「古神札納め所」等と書かれている場所があれば、神主様や住職様に軽くお願いしておくと、心良く承諾して頂ける筈です。

「お焚きあげ」場所に「賽銭箱」が有れば良いのですが、無い場合も、「お焚きあげに対する感謝の気持ち」として賽銭を用意するのが基本です。

 

七夕の笹を「焚き上げ」(処分)して頂く場合の賽銭の相場は有りませんので、そこまで難しく考える必要は無いと思いますが、神社の方にわざわざ七夕の笹を焚き上げて頂きますし、焚き上げ後のゴミ掃除等を考えた場合、個人的には数百円で済ますと言うのは、少し心が痛みます。

 

次に良いと言われているのは、七夕の笹を「還す」事だと言われています。

もちろん、七夕の飾りや短冊等を取り外し、「笹」だけの状態にし、庭が有れば埋め、畑や庭をお持ちの方は還すのが良いと言われています。

 

住宅事情等から還せそうに無い場合は、笹をお住まいの自治体の決まりを守って処分するのが良いと言われています。

その場合は、七夕の笹のみを袋の入れ、他のゴミとは違う状態にした方が良く、「白い和紙」等の白い紙で「覆う」のが望ましいとされています。

 

確かに、ゴミ収集車や回収業者からすれば、他のゴミと同じ処理方法かも知れませんが、七夕は、何よりも「気持ち」「願い」等を重要視する行事ですので、気持ちを込めて処分すると気持ちも良いと思います。

七夕の笹の由来と時代背景、願い方の注意点」の記事も参考にしてみて下さい。