「青森ねぶた祭り」は「東北3大祭り」の一つで、あの迫力満点の「ねぶた」が印象的ですね。
「重要無形民族文化財」には、1980年頃に国から指定され、東北地方の短い夏の到来と季節感を堪能する事が出来る祭りです。
ちなみに、残りの2大祭りは、「秋田竿橙祭り」と「仙台七夕祭り」で、「青森ねぶた祭り」と同じ位人気が高いです。
きせまめもあの迫力が有る「ねぶた」は本当に凄いと思いますし、祭りの名前を知らない人でも、「あっ!あれがねぶたかぁ〜」と思う人も多いと思います。
ただ、「ねぶたって何ぞ?」と思う人も正直多いと思いますので、少しまとめてみました。
少しでも参考になると嬉しいですし、「青森ねぶた祭り」がもっと楽しくなると嬉しいです。
ねぶた祭りの由来
ねぶた祭りの使用される巨大な「張りぼて人形」の事を「ねぶた」と呼ぶ事は殆どの方が知っていると思います。
このねぶたは、大きさによって「大型ねぶた」「子供ねぶた」の2種類の呼び方が存在します。
「ねぶた」は漢字で「佞武多」と表す事も出来、「ねぷた」と呼ぶ場合も有ります。
結局の所、「ねぶたの由来はコレです」と断定する事は難しいと言われていて、「眠(ねぶ)たし」「合歓之木(ねぶたのき)」が由来だと言う意見も有ります。
「ねぶたの木なんて聞いた事無い」と言われる方も多いと思いますし、きせまめもそうでしたが、「マメ科ネムノキ亜科」の木の事のようで、「ネムノキ」と呼ばれる方が多いみたいです。
「眠たし」はそのまま、「眠たい」から来ています。
ねぶた祭り自体の始まりの由来は、「禊祓(みそぎはらえ)」だと言われています。
「禊祓」とは、様々な「穢れ」から心身を浄化する行いの事を意味し、「神事」の一つです。
「七夕」「星祭り」「お盆」等の様々な行事や祭りを吸収し、今のねぶた祭りの形になったと言うのが実際の「祭り」の由来のようです。
物欲と雑念にまみれたきせまめは、禊祓をしてしまうと跡形なく消えてしまいそうです。
ねぶた祭りの起源
ねぶた祭りの祭りとしての起源は「禊祓」と言う事が分かりましたが、今度は時代背景等が気になる所だと思います。
「豊臣秀吉」が覇権を握りつつあった時代に遡り(さかのぼり)、当時の「お盆」を盛大に楽しみたいと考え、全国各地の「諸侯」に依頼した事が有りました。
当時、青森は東京や京都と比較するとやや田舎と言われていた時代でした。
どれだけ有能な人材であったとしても、「妬み」「嫉妬」等から辛い思いをしなければならないと言う方も多かったと言われています。
当時藩主であった「津軽為信」もその1人であったと言われていました。
「津軽為信」は、名誉挽回と青森の素晴らしさを全国に知って貰う為、そして、何よりも「誇り」の為に「大燈籠」を準備し、「豊臣秀吉」が待つ京都へ向い、京の町を「大燈籠」で練り歩かせました。
派手な物を好んだ「豊臣秀吉」はいたく感動し、「津軽為信」の出世に繋がったと言われています。
青森の方々は「津軽為信」の出世を心から喜び、「大燈籠の練り歩き」を年中行事として祝いました。
これが、現在のねぶた祭りの起源だと言われています。
本当に一昔前って、偉人の人も凄いのですが、一般の人の「行動力」と言うか、何と言えば良いのか分かりませんが、凄いな〜と思いますし、きせまめも見習いたいと思います。
ねぶた祭りの「ハネト」って何?
きせまめ的には、「ねぶた」と言う単語も覚えやすくて面白いと思いますが、「ハネト」と言う単語も面白いと思います。
「ハネト」は、漢字で「跳人」と書く事が出来、特徴的な飛び跳ねるようにして一生懸命踊って頂いている様子から来ていると言われています。
「ラッセラー」と言う威勢の良い掛け声が特徴でも有り、比較的簡単な条件や約束事等を守れば、誰でもねぶた祭りに「ハネト」として参加出来ます。
地域性にもよると思いますが、一般の人も参加出来ると言う点が素晴らしいと思います。
練習に練習を重ねて芸術的な状態まで磨き上げた物も素敵だと思いますが、包容力と言うか、何と言うか、素敵過ぎます。
ハネトとして参加する時の衣装に関してですが、もちろん、購入する事も出来ますが、「レンタル」も可能です。
「ハネト」の衣装一式の「レンタル」費用は、4000円前後と言うのが相場みたいです。
間違い無く一生の思い出になりますので、迷っているなら参加して欲しい所です。
また、ハネトに必要な「足袋」「草履」「花笠」等も別途レンタル料金が必要になる場合が有りますので、もう少しだけ高くなってしまう可能性も有ります。意して頂けるので、全て用意して頂く事も可能です。
「事前予約」が確実で、「青森ねぶた祭り公式サイト」でハネト衣装の購入が出来る店舗やレンタル出来る店舗が紹介されています。
青森ねぶた祭り公式サイト>>nebuta.jp
きせまめの感想
ねぶたは、いつ見ても迫力満点ですし、本当に綺麗ですよね。
今でこそ、色々な情報や映像技術が進んでいますので、映画館やアトラクション等でも凄い映像等を観る事が出来ますが、当時の人は、本当に感動したと思います。
もし、願いが叶うなら、前情報等、本当に何も知らない状態でねぶた祭りを見てみたかったです。
絶対、言葉に出来ない感動や興奮が有ったと思います。