
無事小学校の6年間を過ごされた可愛いお子様の卒業式に、「袴を着てみたい」とリクエストされ、実際に着せてあげようとすると、周囲に反対されるので迷っていると言う方は増えています。
実際の所は、担任の方や通われている小学校関係者の方に「卒園式に袴は禁止されていますか?」と聞くしか有りませんが、小学校の卒業式に袴が禁止されてしまった理由について触れていきたいと思います。
最近は、小学校の卒業式にも着れるような、ややフォーマル寄りの服装であったも、某アイドルグループのように「やや派手」な服装も人気ですので、日本の伝統的な礼装である「袴」が何故禁止されてしまうのかも気になる所だと思います。
卒園式や卒業式の心構え
これが、小学校の卒業式に袴を禁止している理由として大きいとされていますが、入園式や入学式とは違い、卒園式や卒業式は、
「名残惜しく寂しい気持ちで一杯ですが、◯年間、お世話になりました。ありがとうございました・・・」
と言う気持ちを服装でも表すのが基本とされていますので、袴のように全体的に派手な印象になるのは適していないとされ、禁止した方が良いと言う意見も有ります。
ですが、卒園式や卒業式が行われる場所によっては、別れが「しんみり」「暗く」なってしまわないように「華々しさ」も兼ねて全体的に派手にしている場所も存在します。
小学校で袴が禁止される理由
当時、高度成長期やバブルと呼ばれた時期でしたら、多少なりとも派手な服装で卒業式を迎える事も可能でしたが、最近では、卒業式に参加する場合は、親であっても「ダークカラー」を基調とした服装での参加が望ましいとされている位です。
唯一「ダークカラー」で統一された中で「色」が出せるとしたら、「コサージュ」位しか無い位です。
それと同じような理由で、卒業式の主役である子供に関しても、ややフォーマル寄りの服装が望ましいとは言われています。
袴に関するトラブル
袴は「着付け」が他のフォーマルスーツと比較すると難しく、「ブーツ」を履かれる場合も多いと思います。
小学校を卒業される位の年頃の方では、どうしても「手間取ってしまう」可能性が有り、「着崩れ」等の「トラブル」も起きてしまいがちです。
その都度、親がついて周る訳では有りませんので、必然的に担当の先生等の学校関係者の方の「お手を煩わしてしまう」可能性が高くなります。
それに、袴の下に「草履」を履く位ならまだ問題は無いのかも知れませんが、基本的に卒業式は「体育館」に移動し、「上履き」に履き替える必要が有りますので、「そのブーツを卒業証書授与の時や細かな移動の時に、どうするのか?」も問題になってしまいます。
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