ハヤシライスの隠し味で相手に「美味い!」と驚かせるコツ

ハヤシライスに隠し味を入れる方は多く、「ハヤシルー」は手軽に作れる反面、どうしても味が単調になってしまいがちですし、自分でも食べていて「飽き」が出て来てしまいますし、他の「ハヤシルー」を探していても、今の方が美味しいけど、何か物足りないと言う場合に「隠し味」を入れるとプロの味に近付ける気もしますし、何よりも美味しいです。

当記事では、ハヤシライスの隠し味について説明させて頂きます。

 

ハヤシライスの隠し味「コク出し編」

日本人の味覚に合うからと言うのも大きいですが、「濃口醤油」「ウスターソース」「味噌」「コーヒー」「バルサミコ」「チョコレート」等は昔から有ります。

また、肉用や万能系の「◯◯ソルト」や「ミックススパイス」を入れる方も多く、「生クリーム」を入れられる方も多いです。

 

意外かも知れませんが、ちゃんと作った「野菜ジュース」等も良く、仕上げ辺りに「茸類」を入れると「茸」の良い出汁が出ます。

もちろん「茸類」は、煮込み過ぎてしまうと「縮み」過ぎてしまう場合も有りますので、仕上げ辺りに入れると上手く行きます。

 

ただ、「干し椎茸」や「椎茸」系は、どうしても香りが強くなり過ぎてしまうように感じますので、「ブナシメジ」や「エリンギ」、「舞茸」や「マッシュルーム」等の方が無難に感じますし、もし余裕が有れば、「乾燥ポルチーニ茸」や「乾燥トマト」も凄くプロっぽい味になりますので良いです。

 

ハヤシライスの隠し味「プロ編」

「プロ」の定義は難しく、施設や規模的、人件費的な問題から、「業務用ハヤシソース」を使用しているお店も多く、実は、私達と同じ条件でハヤシライスを作られているお店も少なく有りません。

ただ、「業務用ハヤシソース」をそのまま使っているプロは少なく、一手間を加えて「プロの味」を出しているお店が多く、隠し味に「黒糖」「牛乳」「トマトピューレ」や「トマトコンサントレ」「パルメザンチーズ」「コンソメ」「豚や鶏、牛の煮汁」「ヨーグルト」「にんにく」や、先程の『ハヤシライスの隠し味「コク出し編」』で説明させて頂いた隠し味を入れる方も多いです。

 

一番多いのは、「鉄のフライパン」でしっかりと「飴色」になるまで炒めた「玉ねぎ」と「ざく切りトマト缶」、「赤ワイン」と「ウスターソース」、「バター」等で、「王道的ハヤシライス」のプロの味に近付ける気がします。

もちろん、上記の隠し味を全て使えばプロの味になると言う訳では有りませんので、自分の好みに合わせて調整しながら入れるのが良いと思います。

 

ちなみに、「チーズ」をハヤシライスの隠し味に使う場合、鍋への焦げ付きや風味の事を考えると「仕上げ」に入れた方が良いと思います。

「バター」は、野菜や肉を炒める時に使うのも良いのですが、フランス料理屋さんのように、「バターモンテ」風にしても良く、仕上げに風味付けの為に火を消してから予熱だけで「バター」を溶かして「乳化」させるのもプロっぽい風味になるのでオススメです。

 

ハヤシライスの隠し味「味噌編」

「白味噌」や「赤味噌」、「合わせ味噌」等が有りますが、特に拘りが無い場合は、「合わせ味噌」から始めてみた方が良く、老舗洋食店でも使用されている程ですので、プロの味に近づけます。

ただ、「出汁入り」では無い方が味や風味の調節がし易く、塩分が高い物ですので、入れ過ぎには注意したい所です。

 

また、隠し味に「味噌」を入れるのは、ハヤシライスだけでは無く、「とんかつソース」に使うプロの店も多く、有名なとんかつ屋さんの味を支えている話は有名です。

 

ハヤシライスの隠し味「コンソメ編」

もちろん、家で本格的なコンソメと作る訳では有りませんので、キューブ型の簡易コンソメを少し入れて複雑味を出すのが目的ですが、受け付けない人も居ますので注意が必要です。