シールの剥がし方「紙から綺麗に剥がす方法」

シールをベタベタ沢山貼ってしまった「紙」や「壁紙」、「結婚式の招待状」や「書き終えた手紙」等、剥がし方を間違えると取り返しのつかない時が、誰でも一度位は有ると思います。

「水」や「油分」に弱い紙で無ければ、「中性洗剤」や「オイル」、「水でふやかす」等が出来ますが、「紙」の場合は、「熱」か紙質によっては「揮発性の高いオイル」を使用した剥がし方が一般的だと思います。

 

特に壁紙や紙にシールを貼ってしまった場合、「どうしよう…」と後悔してしまいがち。

そもそも、デリケートな紙に貼っていますので、紙が破れたり跡が気になりますよね。

 

当記事では、紙に貼ったシールの剥がし方について説明させて頂きますので、シールが残った壁紙や紙を見てため息ばかりでる人は参考にしてみて下さい。

 

紙に貼ったシールの剥がし方

「無地の紙」や「シミになりにくい紙質」でしたら、「ドライヤーの熱」もしくは「ライターオイル」または「ベンジン」でシールを剥がす事が出来ます。

ただ、「ライターオイル」または「ベンジン」は「揮発性」が高く、火災に繋がってしまう可能性が有りますので、紙に貼ったシールの剥がし方に関しては、「ドライヤーの熱」が一番簡単で確実だと思います。

 

ちなみに、「ライターオイル」または「ベンジン」を使用したシールの剥がし方は、要らなくなった「薄い布」や「薄いコットン」、「キッチンペーパー」等を剥がしたいシールの上に被せ、「ライターオイル」または「ベンジン」をシールに浸透させるように使います。

元々、「揮発性」が高い液体ですので、数十秒も浸透させる必要は無く、15秒から20秒程度してから「ゆっくりと」剥がすと上手く行く筈です。

 

「剥がし残し」が有るようでしたら、前回使用した部分を十分に乾燥させた後に繰り返して使用すると良いと思います。

目で見えない範囲ですが、シールの「剥がし残し」が原因で「ベタツキ」等が気になる場合は、「ライターオイル」または「ベンジン」

もちろん、「ライターオイル」または「ベンジン」は「油性」ですので、「文字やパターン等が印刷された紙」や「細かい印刷が施されたシール」等は、「オイル」で「にじみ」「ボケ」が出てしまう可能性が有りますので、目立たない場所等で試してから使用した方が良いと思います。

 

もし、シールの「剥がし残し」が有る紙が、壁紙等のように比較的強いのでしたら、「消しカスがまとまる」タイプの消しゴムで優しく消しカスがまとまるように使うにも効果的です。

あと、「強い紙」に限定されてしまいますが、「ガムテープ」等を「剥がし残し」が気になる所に対し、「貼ったり、剥がしたり」を繰り返す事によって綺麗に剥がす方法も有ります。

 

値札シールは紙や壁紙から早く剥がそう

キャラクターやプラモデルなど、色々なシールが貼られてしまうかも知れませんが(笑)意外と注意が必要なのは、「値札シール」だと思います。

値札シールにも、接着面に粘着剤が使用されているのですが、日が経つにつれて、劣化と言うか変質してしまいますので、ガチガチに固まってしまい、ボンドで接着してしまったかのようになります。

 

この場合、直射日光などで紙自体も劣化してしまっている場合も多く、シールを上手く剥がせたとしても、人で言う日焼け跡みたいな状態になってしまいます。値札シール等はスグに剥がすのが正解ですね。

 

都市伝説か?紙から綺麗に剥がれないシールの剥がし方

値札シール等の紙で出来ている場合、「中性洗剤」「セスキ炭酸ソーダ(アルカリウォッシュ)」「ハンドクリーム」「酢」「歯磨き粉」「マニキュア落とし」「メラニンスポンジ」などが有効だと言われています。

ここで大切なポイントになるのは、「貼られた場所の材質」「シール自体の劣化具合」です。

 

素材自体が、貼ってしまった素材がプラスチック、樹脂等の場合は、「中性洗剤」が良く、個人的には、「セスキ炭酸ソーダ(アルカリウィッシュ)」を勧める人も多いのですが、「中性洗剤」の方が早くて確実な気がします。

「ハンドクリーム」「酢」は、正直そのシールの接着面に使用されている素材によって効果が変わってしまいます。

 

「歯磨き粉とマニキュア落としは?」と思うかも知れませんが、「歯磨き粉」の場合、細かな粒子が入っている事が多く、綺麗に剥がすと言うよりは、磨き落とすようなイメージになります。

プラスチックや樹脂だと、普通ではそこまで目立たなかったとしても、太陽光等を当てると磨き跡のような線傷が残る可能性があります。

 

当然、少しの水分でボロボロになってしまう紙であれば、ドライヤーの熱で柔らかくして剥がすのが正解です。

ただ、シール自体が劣化してしまっている場合、プラスチックや乾燥したボンドのようになってしまっていると思いますが、この場合はドライヤーでも困難です。

 

シールの剥がし方でこんなアイテムも

1枚や2枚程度であれば、費用対効果は低いのですが、大量であったり、元々高額な物の場合、「テープ剥がしカッター」「シール剥がしスプレー」と言う専用の商品も存在します。

「シール剥がしスプレー」自体は、それこそ、100円均一で販売されていいる物から、1000円位のプロ用の物まで様々です。

 

「テープ剥がしカッター」に関しては、高くても1000円しない位ですが、当然、テープ剥がし以外に使用用途がありませんので、考えてから購入したいですね。メルカリで売ったとしても、人気商品では無いので微妙ですし(笑)