重曹風呂の量と肌への悪影響に関して

「重曹風呂」と言うと少し対抗が有るかも知れませんが、温泉や美容への関心が高い方には、「炭酸水素ナトリウム配合の温泉」や「肌スベスベ成分の元」の方が馴染みが有ると思います。

言い方を変えると、「美人の湯」系の入浴剤や女性に人気の温泉に高い確率で含まれているのが「炭酸水ナトリウム」、つまり「重曹」と言う事です。

 

重曹は元々、「アルカリ性」を示しますので、お湯に溶かしとお湯が「アルカリ性」に近くなり、「脂汚れ」を落としやすくなりますので、毎日豆に身体を洗っていたとしても、なかなか落ちにくい部分の汚れを落とす事も可能ですし、肌表面に付着している「古い皮膚」や「表皮」を「アルカリ性」の力で「溶かす」事によって「スベスベ肌」を手に入れる事が出来ます。

また、重曹は、冷蔵庫や冷凍庫等の消臭効果が期待出来る事でも有名ですが、風呂に入れた場合も一定以上の消臭効果は期待出来ますし、お風呂の湯の質が「軟水化」する性質が有りますので、敏感な方は入浴した時の感触が変化しているのが実感出来る筈です。

 

当記事では、重曹風呂の「量」と「肌への注意点」について説明させて頂きます。

 

重曹風呂の量に関して

「風呂自動」機能等のように、風呂にどれ位のお湯が張られているのかが分かるのでしたら、お湯100リットルに対して重曹の量は大さじ1杯程度でも十分です。

もちろん、「重曹」を使用していますので、残り湯で洗濯する事も可能ですし、浴槽についた汚れや雑菌の繁殖等を抑える事も可能です。

 

特に夏場等のように雑菌が増殖し易い温度帯が続く場合は、重曹を入れておくと予防にも繋がります。

ただ、「追い炊き」する場合、「ステンレス銅」「アルミニウム」等が「風呂釜」に使用されている場合は、腐食や劣化の原因になりますので、必ず確認するようにしてから重曹をお風呂に入れるようにした方が良いと思います。

 

重曹風呂の肌への注意点

「乾燥肌」や「敏感肌」傾向が有る方、「傷」や「アトピー」等の皮膚トラブルの方は、「アルカリ性」で皮膚を溶かす可能性の有る重曹風呂への入浴は、注意が必要です。

また、人によって変わって来ると思いますが、お風呂の中で目を開けたまま浴槽に顔をつける方は、目の粘膜に影響が出てしまう方も居られると思いますので、肌や目や喉等の粘膜が弱い方は、あまり良くは無いと思います。

 

もちろん、「食用」も可能な重曹の方が粒子が細かいので、肌の事を考えると「食用」のみにした方が良く、「工業用」「掃除用」は粒子が粗いので不向きです。