空腹時の血糖値で正常値を知る大切さと危険値

血液中の「ブドウ糖」は、動物が生命活動を行う為のガソリンとも言え、「インスリン」によって調節されており、膵臓内「ランゲルハンス島ベータ細胞」から分泌されるホルモンの一種です。

このホルモン「ペプチドホルモン」は、本来であれば日本人の消化分解酵素に合わない食事習慣や慢性的な運動不足、ストレス等によっても簡単に「インスリン」の分泌異常は起こってしまいます。

 

特に日本人は、どちらかと言うと欧米食に興味が有る方が多い反面、遺伝子的に見ると欧米食は合わないと言われています。

当記事では、「空腹時の血糖値を把握する事の大切さ」や「空腹時の血糖値が正常な目安」について説明させて頂きます。

 

空腹時の血糖値を把握する事の大切さ

テレビやスマホ、インターネットを1日1度は見ると思います。

その時に料理や食事に関する情報が1度位は目に入ると思いますが、昔の日本人が見たら驚く程食事内容が変化していると思います。

 

「時代の流れによって食事が変わるのは当たり前では無いのか?」と感じてしまう方が多いと思いますし、実際に私もそう思いますが、「人間自体は変わっていない」事は、なかなか実感しにくい事実だと思います。

正直な所、「空腹時の血糖値がそこまで重要なのか?」と半信半疑だと言う方も多いと思いますが、「糖尿病」が重症化するリスクを大幅に下げる事が出来ます。

 

「糖尿病」は「生活習慣病」として有名で、死因の60パーセント以上を占めており、「現代病」の一つとも言えます。

また、1年に1度位しかない会社の健康診断で「このままだと糖尿病になる」と診断される前に、「簡易血糖値測定器」を購入すれば、自分で空腹時の血糖が正常な値では無い事を知る事が出来ます。

 

「糖尿病」で入院したり、処方された薬を購入する事を考えれば、「簡易血糖値測定器」の値段も、そこまで高いとは感じられないと思います。

 

空腹時の血糖値が正常な目安

一般的に空腹時の血糖値が100mg/dlであれば「正常型」、110mg/dlであれば「正常高値」と言われています。

ここまでが「正常な範囲内」だと言われており、110mg/dl以上から126mg/dlまでが「空腹時高血糖」、それ以上になってしまった場合「糖尿病型」だと言われています。

 

空腹時の血糖値を計測する為には条件が有り、「前日の晩御飯後は何も摂取しない事」「朝の起床時に計測する事」は守る必要が有ります。

殆どの方は、健康診断を経験された事が有ると思いますので、同じように空腹時の血糖値を測定する準備をすれば良い意識して頂けると助かります。

 

健康診断や医療機関へ受診する場合は、基本的に「静脈」から採血した血液で空腹時の血糖値を測定します。

ですが、ご自分で「簡易血糖値測定器」等を購入して測定される場合は、「動脈」から採血してしまう場合が殆どですので、空腹時の血糖値が通常よりも高い数値になってしまう事が殆どです。

 

もちろん、25mg/dl以上高くなるような事は起きないと思いますが、「静脈」か「動脈」かによって、10〜20mg/dl前後は数値が変化する事も正常の範囲内です。

また、「簡易血糖値測定器」の品質にも左右されてしまう場合が有りますので、空腹時の血糖値が正常だから大丈夫だとあまり楽観的に捉えるのも危険だと思います。