トルマリンの意味と効果、科学的根拠と実際の話

トルマリンは人体と相性の良い電圧0,06ミリアンペアが流れて「電気石」で、非常に変わった「鉱物」としても有名で、様々な色合いの物が存在する事も魅力です。
「石」では無く「鉱物」と呼ばれる理由は、非常に複雑な成分が合わさる事によって生まれ、「主にこの成分で構成されているから◯◯と言う石だ」と言う訳では無く、数十種類以上は存在すると言われている「グループ名」です。

その事から透明に近い色から水色の物、透明感の有る紫色から様々な色が合わさって「虹」の一部を取り出したような幻想的な色まで存在する位です。
また、透明に近い色は「アクローアイト」、水色は「パライバ」、紫色は「シベライト」、虹色は「パーティーライト」のようにそれぞれに名称が有り、トルマリンに属する事を聞くと驚かれる方も居られます。

最近では天然石やパワーストーンに興味が有る方から、肩こりが気になる方まで幅広く利用されている人気の鉱物です。
当記事では、トルマリンの意味や効果について説明させて頂きます。

 

トルマリンの意味について

「希望」や「潔白」、「寛大さ」や「忍耐」等の意味が込められており、10月の誕生石としても有名です。
先ほど、色や成分によって様々な名称が有ると説明させて頂きましたが、「存在しない色は無い」と言われる位バリエーションは豊富だと言われています。

 

例えば、

黒色は「悪い物を祓い・健康にする」

青色は「美的センスや芸術性を高める」

緑色は「強さの象徴や心のモヤモヤを解消する」

赤色は「勇敢さや情熱、熱心さ」

等、様々ですし、それぞれに楽しみが有ります。

 

トルマリンの色や種類、価値について

「トルマリン」は、「色石(カラーストーン)」と呼ばれるだけあり、色の種類が多いのが特徴ですね。
産地自体も、「ブラジル」「アメリカ」「ケニア」「タンザニア」「マダガスカル」「モザンピーク」「ロシア」と様々な場所で採掘されています。

グレードによりけりですが、価格差が大きいのもとくちょうだと思います。
もちろん、もっと沢山の色のトルマリンが存在しますが、引用元を見て頂いてもわかる通り、楽天市場に豊富に販売されている種類を厳選してみました。

まぁ、無い色は無いと言われている位、トルマリンの色は多いです。
それもその筈、ダイヤモンドとは違い、トルマリンは「鉱物群の総称」ですからね。

赤〜ピンク色に近い

■ルベライト(レッドトルマリン)
画像引用元:楽天

■ピンクトルマリン
画像引用元:楽天

黒に近い

■ブラックトルマリン(ショール)
画像引用元:楽天

2色以上

■バイカラートルマリン
画像引用元:楽天

■ウォーターメロントルマリン
赤と緑
画像引用元:楽天

黄色〜緑に近い

■カナリートルマリン
画像引用元:楽天

■グリーントルマリン(ベルデライト)
画像引用元:楽天

■クロムトルマリン
画像引用元:楽天

■トルマリンキャッツアイ
画像引用元:楽天

■インディゴライト
画像引用元:楽天

透明

■ホワイトトルマリン(アクロアイト)
画像引用元:楽天

■トルマリンインクォーツ
画像引用元:楽天

茶色

■ドラバイトルマリン
画像引用元:楽天

引用元の楽天の商品画像を見て頂いたら分かると思いますが、本当に沢山の色がありますよね。
他の天然石と同じように、不純物が少なく、透明度が高く美しい色の方が高額になります。

ちなみに、「トルマリンの色って、何でこんなに変わるんだろう?」って気になりませんか?そこで少し調べてみました。
ざっくりとですが、主元素になるのは、「アルミニウム」「ホウ素」「ケイ素」などです。

例えば、

■青系は、「鉄」「チタン」「銅」

■赤系は、「マンガン」「銅」

■黄系は、「マンガン」

■緑系は、「鉄」「チタン」「銅」「ナトリウム」「カルシウム」「バナジウム」

■黒系は、「鉄」「チタン」「ナトリウム」

トルマリンで怖い(?)話は、人気があり、高値で取引されがちな「ルベライト」は、品質が低い物には「放射線処理」を行い、品質が高い物に近い色の濃さまで持って行く。と言う話ですね。
もちろん、大丈夫だと思いますが、「放射線処理」と聞くと、少し怖いと感じる人も居るんじゃ無いかな?とは思います。

あと、個人的に面白いな〜って感じたのは、2色以上のトルマリンが出来る理由は、解明されていないと言う事ですね。ロマンがある。
石の中に線のような物が入った「クォーツ系」は、透明なクォーツの中に「トルマリン」が入っている種類ですね。

他の多色系のトルマリンとは違い、2種類の石と言う事になります。

 

トルマリンの効果に関して

最近では、肩こりや血行不良の改善等の効果だけでは無く、「リラックス効果」にも注目されておりますが、科学的に証明されている物では有りませんので、「エビデンス」が明確になっている訳では無いと言われています。
確かに微量かも知れませんが、常に「電気」を発生し続けている石ですので、人体には少なからず影響を及ぼします。

少し前に話題になりましたので記憶に新しい方も居られると思いますが、「マイナスイオン」を寄せる効果が有り、新陳代謝をより良い物にし、抗酸化作用による細胞の酸化を緩和させる効果も期待出来ます。
「マイナスイオン」に関する研究は日々進んでいますので、より具体的で論理的な説明が発表される日は近いと言われています。

 

ちなみに「マイナスイオン」の対極に位置する「プラスイオン」は、電化製品やスマホ、パソコンが常に放出し続けている物であり、何かしらの悪影響を及ぼすのでは?と言う意見も有ります。
人間の新陳代謝や細胞循環時には、常時「イオン交換」が行われている以上、トルマリンによる「マイナスイオン」を寄せる効果を期待し、効率良く取り入れた方が良さそうに思います。

「所詮はおまじない程度」と馬鹿にせずに持っておくと「プラシーボ効果」の件も有りますし、良い事が有るかも知れません。

 

トルマリンが10月の誕生石に選ばれる理由と意味

トルマリンは、10月の誕生石ですが、そもそも「鉱石群」の総称になりますので、「何色のどれの事なんだろう?」って気になりますよね。
元々、誕生石は、宝石屋さんが流行らせた話に、スピリチュアル要素が絡んで今に至りますので、どの色のトルマリンが10月の誕生石として相応しいと言う訳では無いみたいです。

ですので、他の誕生石とは違い、好きな色を選ぶ事が出来るみたいです。
石言葉も「純粋」「寛大」「希望」と素敵ですので、どちらかと言うと明るく透明感のある色を選んだ方が、石言葉に近い気がします。

 

トルマリンを保管する時の注意点

石にも割れやすい種類〜ダイヤモンドのように硬い種類まで様々ですが、トルマリンは、中間辺りの硬さです。
更に温度変化や直射日光にも弱いのが特徴です。

トリマリンの中には、紫外線で色を濃くしたり、熱を加えたり、染色を行ったりしている種類もありますが、これらの石は特に紫外線に弱いのが特徴です。
「色飛び」「退色」などの変色に繋がりますので、窓際などの直射日光や温度変化が激しい場所に置かない方が良いですね。

あと、カットにもよりますが、汚れたり、指紋や皮脂汚れなどが気になる事があると思いますが、「柔らかい布」を使うのが基本です。
「中性洗剤」を使う時も顔を洗う時のように、泡に皮脂や汚れを分解させるイメージで洗い流し、温かいお湯が良いですね。

入浴中に洗う人も居ますが、入浴剤等には石が変色する成分が含まれていますし、お風呂の湯温では少し高いと言われています。
デリケートで美しい石ですので、優しく扱ってあげたいですね。