加湿空気清浄機の臭いで投げ捨てそうになる前に

「加湿空気清浄機」を使用する場合、「水」を使いますので、その構造上、どうしても「カビ」「雑菌」等が繁殖してしまい易く、「臭い」が発生してしまいます。

単純に言うと、「取扱説明書」に記載されている適切な「ケア」等を定期的に実施すれば、基本的に問題は無いと言うのが「製造メーカー」「家電量販店」側の意見だとは思いますが、使用していると急に「異臭とも言える臭い」がしてくると焦ってしまうのは当たり前の事だとは思います。

 

当記事では、特定の商品が不快な臭いをさせてしまうのは、「製品の不具合なのか?」についてと、加湿空気清浄機の臭いが起こる原因やメンテナンス方法等について説明させて頂きます。

 

加湿空気清浄機の臭いは不具合?

加湿空気清浄機「シャープ・KC−W80」を使用中、「柔道場」「体育用マット」「靴下」等の不快な臭いがする場合、「加湿フィルタ」部分に水が入っていない状態で使用した場合、不快な臭いが発生してしまう場合が有ります。

もちろん、「加湿フィルタ」部分に定められた分量の水が入っていれば、臭いが発生しない場合が殆どです。

 

これは、「シャープ・KC−W80」に限らず、「パナソニック・ナノイーF−VXE40」「ダイキン・うるおい光クリエールACK55N」を購入しても起こる事ですので、「◯◯社製だから」とは一概には言えず、ある意味「加湿空気清浄機」の宿命だとも言えると思います。

実際に臭いが気になると言われている「各メーカー」の加湿空気清浄機に付属している「取扱説明書」には、「1ヶ月毎に加湿フィルタを洗浄して下さい」と言う注意書き等が記載されている場合が殆どだと思います。

 

加湿空気清浄機の臭いの原因

これは、加湿空気清浄機をあまり使わない方に多いのですが、久しぶりに使おうとすると嫌な臭いがして使用を中止せざるを得ない状況で、「水が腐る」「内部のカビ」等が原因として大きいです。

「コップ」に水を入れておいて常温で数ヶ月放置する事と同じですので、「放置すると臭いになる」と言う事を意識しておいた方が良いと思います。

 

加湿機以外ににも「クーラー」等も臭いが気になる場合が多く、数週間から数ヶ月単位で使用しないのでしたら、「メンテナンス」等も必要になると思います。

 

加湿空気清浄機のメンテナンス

「水の腐る」事が原因で臭いが出てしまう場合は、「水を入れたままにしない」だけでも結果が大きく変わりますが、「内部のカビ」に関しては、「陰干し」「天日干し」「加湿フィルターの洗浄」等が必要になります。

また、最近では「加湿空気清浄機」でも使用する事が出来る「専用の液体除菌剤」が有りますし、「クエン酸」「衣類用漂白剤」等も有効的です。

 

「衣類用漂白剤」を使用する理由は、「キッチン用漂白剤」だと威力が強過ぎてしまい、「加湿フィルタ」の劣化や、材質によっては「黄ばみ」等を引き起こしてしまう可能性は有ります。

結局の所、加湿空気清浄機も含め、臭いの原因は「雑菌」である事が殆どですので、菌が繁殖しにくい環境を意識する事が大切です、

 

注意して頂きたい事は、「加湿フィルタ」等に「カビの根」が深く侵食してしまった場合、1ヶ月に1度程度の割合で「漂白剤」に浸け置きしていたとしても、臭いの原因となるカビが、条件が揃えば短時間で簡単に増殖してしまいます。

結局の所、使用期間中は、定期的なメンテナンスを実施する事が、「臭い対策」として大切ですし、加湿空気清浄機を使わない時は、「長時間の保管」を前提に「取扱説明書」に記載されている方法でメンテナンスした方が良いと思います。

 

また、「長期保管」後に使用する場合も、念の為にメンテナンス等を実施してから使用開始するのが一番ですし、「加湿フィルタ」等を「◯年間交換不要」として謳っている商品であったとしても、使用している環境によっては、臭いが出てしまうと言う声が有る事も事実です。