行楽弁当のおかずの定番と失敗しないコツ

「行楽弁当」の「行楽」とは、「山」や「野」等に行き、遊ぶ事で、「遊山(ゆさん)」と呼ぶ場合も有ります。

辛く蒸し暑い時期が過ぎ、絶好の外出日和ですが、おかずを作る時は少し注意しないと大変な事になってしまいがちです。

 

当記事では、行楽弁当に入れるおかずの定番と注意点やコツ等について説明させて頂きます。

 

行楽弁当のおかずの定番

一般的に「行楽シーズン」と言えば「秋」ですが、まだまだ暑く、場合によっては、折角作ったおかずも「いざ皆で食べる頃には腐っていた」と言うのもよく有る話です。

定番の行楽弁当のおかずは、「揚げ物」「卵焼き」「酢の物」ですが、これらは作りやすいだけでは無く、「腐りにくい」と言うメリットも有ります。

 

また、「若干濃い目」「加熱済みと非加熱は一緒にしない」「調理後は食材を触らない」等は意識しておいた方が良いと思います。

 

◯メイン系

「ハンバーグ」「つくね」等のミンチ系は作り易く、少し甘くすると冷めても美味しいです。

同じく「肉系」ですが、牛や豚等のスライス肉を使用したおかずは、「しょうが焼き」が定番で、保存の意味も兼ねて「甘辛く」仕上げると良いと思います。

 

また、「ソーセージ」系も便利で、完全に加熱する意味では、焼くよりも「茹でる」「蒸す」の方が確実です。

「魚系」は、しっかりと加熱しておく必要が有りますので、「竜田揚げ」等の揚げ物系が安心で、衣に「カレー粉」を混ぜると時間が経過した魚独特の嫌な臭いも軽減されます。

 

また、「幽庵焼き」も魚系では定番のおかずとも言え、「幽庵地」と呼ばれる全て同量の「酒・醤油・味醂」に漬けた魚を焼くだけですが、「すだち」「かぼす」「ユズ」等の柑橘類を加えると、より美味しいです。

「卵系」は、「ホイル目玉焼き」や「スパニッシュオムレツ」等が良く、「だし巻き卵」系は半熟部分が怖いので、仕上げに電子レンジで少し加熱しておくと万全です。

 

「野菜」系は、塩や醤油による「浸透圧」で水気が出てしまい、他のおかずが「味移り」を起こしたりする可能性が有りますので、「ドレッシング」「マヨネーズ」等を「後でかける」ようにした方が良く、野菜系はまとめて密封性の高いタッパに入れておいた方が良いです。

行楽弁当の野菜の定番とも言える「ブロッコリー」は、水を含み易いので、茹で上がり後は、「野菜の水切り」等で水分を飛ばしてあげると確実です。

 

行楽弁当のおかず選びの注意点

「行楽」と言えば、ピクニック等もセットになっていますので、帰宅後の「洗いやすさ」等も重要なポイントだと思います。

前日、もしくは、朝早くから行楽弁当の準備をして山や広場で遊び回り、くたくたに疲れて帰宅し、片付け等をする必要が有りますので、出来れば洗い物等は減らしたいのが実際の所だと思います。

 

そんな時に便利なのは、ダイソーやセリア等の「100円均一ショップ」に有る「お菓子用品コーナー」で販売されているアイテムを行楽弁当に利用する事です。

特に紙製で出来た「焼き菓子用」の型等は便利で、行楽弁当の内側にラップを敷いておいたとしても、違和感は有りませんし、何よりも「楽」です。