初盆のお供えの金額とお返しで失敗しない為に

初盆は文字通り、初めて迎える「お盆」の事ですので、一般的には他のお盆よりも丁寧に供養を行う必要が有ると言われています。

最近では、「法事」「法要」を行わない方も増えて来ておりますが、お供え(不祝儀)の金額が分からないと言う方も多いと思います。

 

当記事では、初盆のお供えの金額とお返しの方法等について説明させて頂きます。

ちなみに、「法事」は「御経」と「食事」までを含み、「法要」は「追善供養」とも言い、「御経」のみの事が多いですが、最近では両方とも「法事」と呼ぶ事が多いです。

 

初盆のお供えの金額

初盆のお供え(不祝儀)の金額は、2万円以下と言う方が多いと思いますが、亡くなられた方との人間関係等によって金額は上下してしまいます。

「法要」を行う場合は、初盆に来て頂いた方に「食事」と「手土産」を用意して頂く事が多く、その事を考えて、あまり少ない金額にならないようにする必要は有ると思います。

 

初盆のお供え(不祝儀)の金額に対するお返しは、基本的に頂いた不祝儀の3割から5割以下でお返しする事が多いと言われています。

地域差も有りますし、「法要」自体を行うのか行わないのかも関係して来ます。

 

もちろん、不祝儀を頂いた方との人間関係によってもお返しの金額は変わって来ると思います。

夫婦や家族等でお供えする場合は、連名でお渡しする事が多く、食事等を用意して頂いている事等を考えた金額を用意する必要が有ります。

 

初盆のお供えのお返し

お供えに対して「粗供養品」「粗菓」等の手土産でお返しするのが基本で、熨斗には「初盆志」「粗供養」「志」と書くのが一般的です。

急に不祝儀やお供えを頂き、お返しを用意出来ていない方に対しては、後日改めて郵送する方法でしたら間違いは無いと言われています。

 

また、頂いた不祝儀の金額が多過ぎると感じた場合に関しても、後日改めてお返しを郵送すると良いと言われています。

この場合は、簡単でも構いませんので、お供えを頂いた事に対する感謝の気持ちを手紙に書いてお返しに添えるのが一般的です。

 

初盆のお供えに対してのお返しには特に決まりは無く、百貨店で購入出来るようなお菓子や洗剤の詰め合わせ、そうめんや缶詰等様々です。

ただ、個人的には、直接来て頂いた方に対しては、お菓子等の比較的軽い物を選んだ方が良く、季節的に初盆は夏の暑い時期に行われるものですので、あまり重い物を持って帰って頂くのも、少し気が引けると思います。