ほおずき市とは?由来と東京で人気の8名所

「ほおずき市(いち)」は、毎年7月9日と7月10日の2日間に渡り開催され、「浅草ほおずき市」が最大規模です。

東京で他に有名なほおずき市は、「愛宕神社」「朝日神社」「信松院」「清水稲荷神社」「深大寺」「文京朝顔・ほおずき市」「神楽坂まつり・ほおずき市」等です。

 

ほおずき市の由来

由来には諸説有り、「出店由来説」「源頼朝由来説」が有ります。

規模的に一番大きな「浅草寺」の印象が強いと思いますが、「ほおずき市」が最初に開催されたのは、東京の「愛宕神社」です。

 

◯出店由来説

実際に「ほおずき市」が開催される7月10日は、「功徳日(くどくにち)」と呼ばれ、当時は「1000日分の参拝に値する」と言われており、「千日詣」と言われていました。

 

「享保」の年辺りから「浅草寺」では、この日に寺社を参拝すると、46000日の参拝に値すると言われるようになり、非常に沢山の参拝客で賑わい、「ほおずき」が出店等に沢山並んでいた事が由来の一つだと言われています。

当時から「生薬」としても利用されている「ほおずき」は、「ビタミンA」「鉄分」が豊富に含まれており、「アンチエイジング効果」も高く、現在のように栄養学等が確立していなかった頃から親しまれて来ました。

 

現在でも、浅草ほおずき市では、8月9日・10日のわずか2日間で10万鉢以上のほおずきが購入されると言われています。

 

◯源頼朝由来説

1189年の7月・8月・9月の約3ヶ月に渡る「鎌倉政権」と「奥州藤原」による戦を「奥州合戦」と呼び、源頼朝は、自軍にほおずきを与え、度重なる遠征と戦により疲弊した身体を和らげさせてあげる事が出来たと言う説も有ります。

 

東京の「ほおずき市」開催日程

ただ、「愛宕神社」は毎年6月23日、6月24日に開催され、「朝日神社」は、7月の上旬頃を予定しています。

「朝日神社」でも開催されている事に驚かれる方も居られますが、「ほおずき市」自体は開催されて10年程度です。

 

6月23日、6月24日に開催される理由は、「千日参り」にあたるからです。

「清水稲荷神社」は、7月の二周目の土曜日・日曜日に開催され、「深大寺」は、7月の中旬から下旬頃に開催されます。

 

「文京朝顔・ほおずき市」は、7月の中旬から下旬の土曜日・日曜日に開催され、「神楽坂まつり・ほおずき市」は、7月の下旬頃に開催されます。

東京で開催される全ての「ほおずき市」が7月9日・10日に開催されると言う訳では無いので、注意が必要です。