冷やしラーメンは北海道の定番?他との違い

北海道では、「見た目」「具材」「スープの量」自体もラーメンと変わり無い状態で、「スープ」「麺」「具材」が冷たい状態で提供されるラーメンが存在し、そのラーメンの事を「冷やし中華」では無く、「冷やしラーメン」と呼ばれる場合が多いです。

「関東」「関西」で夏の風物詩とも言える「冷やし中華」「冷麺」が普通だと思われている方からすれば、「冷やしラーメン」は衝撃的だと言われています。

 

「冷やしラーメン」は元々、「栄屋」と呼ばれる山形のラーメン屋さんが考案した麺料理が始まりとされ、1952年頃店頭に並んだ比較的新しい料理の一つだと言われています。

1952年当時、「冷やし中華」「冷麺」等が並ぶ暑い時期に常連客の熱い要望により「栄屋店主・阿部専四郎」さんが考案し改良を重ねた末、同店で提供された名物麺料理でした。

 

現在では、北海道や山形だけでは無く、百貨店等で開催されている「ご当地グルメ」や「コンビニ」でも見る事が出来、インターネット通販等も普及していますので、1年を通して楽しむ事が出来ます。

また、夏だけでは無く、1年中提供しているお店も存在する位です。

 

当記事では、北海道で「冷やしラーメンと言えば?」と言う定義と「冷やし中華との違い」について説明させて頂きます。

 

北海道で冷やしラーメンと言えば?

北海道を中心とした「冷やしラーメン」が普及している地域では、「ベル食品」と「ミツカン」が双璧をなしており、実際に「冷やしラーメンスープ」として販売されていますし、初めて食べると言う方でも安心して食べる事が出来ます。

「ベル食品」「ミツカン」共に北海道に長くお住まいの方の中では、知らない人は居ないのでは無いか?と言われる程の知名度と人気を誇り、北海道土産としても人気です。

 

味的には、一般的には「醤油ベース」が基本とされ、「和風出汁」や「胡麻油」、「生姜」や「にんにく」が含まれている事が多く、ほのかな酸味が特徴とも言え、魅力的な味です。

ですが、「関西」を中心とした一部の「冷やし中華」「冷麺」のように、「マヨネーズ」を入れたり、「カラシ」を添えるのは、全国的に見るとそこまで普及しているとは言い難いと思います。

 

北海道」の方も付ける人が居るかも知れませんが、個人的には聞いた事は有りません。

こだわりの「冷やし中華」や「冷麺」を提供しているお店に失礼かも知れませんが、「醤油」「酢」もしくは「胡麻ダレ」を基本とした「冷やし中華」や「冷麺」とは違い、複雑な構成の「冷やしラーメンスープ」の方が奥行きが有り、複雑でマイルドな味わいに感じました。

 

「冷やしラーメン」も「冷やし中華」や「冷麺」も同じだと断言する方も居られますが、見た目や具、味が違うと感じましたので、気になる方は、自分で食べるのが一番確実な気もします。

 

冷やし中華と冷やしラーメンの違い

「冷やしラーメン」と同じように、「冷やし中華」も日本発祥の麺料理の一つで、「冷やしラーメン」のように、「ラーメンスープ」では無く、「酢醤油」「冷やし中華スープ」等のように、比較的濃い味付けのスープを少量使用する事が多いです。

また、全体的に和えやすいように、「錦糸卵」「ハム」「野菜」等を「細切り」にして上に盛りつける事が多いです。

 

大まかに区別すると、関東では「冷やし中華」、関西では「冷麺」と呼ぶ事が多いのですが、最近では、関東でも「冷麺」の文字を見る事が有りますし、関西でも「冷麺」の文字を見る事位が有ります。

ただ、北海道では、「冷やし中華」を「冷やしラーメン」と呼ぶ事は有りませんが、「冷やしラーメン」を「冷やし中華」と呼ぶ方は居られます。

 

冷やしラーメンは山形発祥、至高の10店等」の記事も参考にしてみて下さい。