シールの剥がし方「代用とベタベタ跡の対処法」

「シール」の「のり部分」は「粘着剤」と呼ばれ、大きく分けて「アクリル系」「ゴム系」の2種類が存在し、「お菓子のおまけ」や「デコシール」等は、「ゴム系」が主流です。

より分かりやすく説明させて頂きますと、「ゴム系粘着剤」を使用したシールは、比較的安い物に使用されており、「アクリル系粘着剤」を使用したシールは、車の「ドルフィンアンテナ」等のドレスアップパーツに使用される事が多く、比較的高い物に使用されます。

 

「ゴム系粘着剤」を使用したシールの剥がし方で簡単かつ確実なのは、「熱を加える方法」「酢を使う方法」「油分を加える方法」「界面活性剤を使用する方法」等です。

当記事では、「シール剥がし」の「代用品や代用法」、「剥がし跡のベタベタの取り除き方」について説明させて頂きます。

 

シール剥がし方「代用品と代用法」について

先ほど、触れさせて頂いた、「熱」「酢」「油分」「界面活性剤」について少しだけ補足させて頂きます。

このどの用法にも共通している事は、「出来るだけゆっくりと慎重に剥がす」事です。

 

状況にもよりますが、焦ると「ベタベタ」を残してしまい、「ベタベタ」を取り除く時間を考えると、「急がば回れ」を意識すると上手く綺麗に剥がす事が出来ると思います。

 

熱を加えて剥がす方法

シールを貼った土台になる物の素材にもよりますが、タオル等を被せた上から「熱湯」をかけて剥がす方法や、「ドライヤー」の熱を利用して剥がす方法等が有ります。

シールに使用されている「粘着剤」の強さは、ある程度以上になると「温度に比例する」事を覚えておくと想像し易いと思います。

 

酢を使用して剥がす方法

一般的に「酢」と言うと、料理に使用する「穀物酢」や「すし酢」等が自宅に有ると思いますが、「粘着剤」にしっかりと浸透させる事によって剥がす事も可能です。

もし、数回で綺麗に剥がれないようでしたら、剥がれた部分を取り除き、根気良く行うと上手く剥がれる場合が多いです。

 

ただ、先ほどの「熱」を使用してシールを剥がす方法とは違い、「酢」は加熱してしまうと効果が薄れてしまいますので、方法を混同させないようにする必要が有ります。

 

油分を加えて剥がす方法

自転車のチェーン部分やベアリング部分等に使用する「潤滑剤」「潤滑油」等をシールの粘着剤部分に浸透させる事によって剥がす方法も有り、「ティッシュ」や「要らない布」等を被せて散布し、30分から1時間位かけて浸透させて剥がす方法も有ります。

ただ、素材によっては文字等が消えてしまう場合も有りますので、出来るだけ無地で、油が浸透してしまったとしても、問題は無い物に使用した方が良いと思います。

 

界面活性剤を使用して剥がす方法

「界面活性剤」と言えば、「食器洗い用洗剤」が一般的だと思います。

「リードペーパー」や「薄い布」等を用意し、シール部分を覆うように被せ、「食器洗い用洗剤」を浸透させるように使用します。

 

シール剥がし跡「ベタベタ」の取り除き方

シールを貼った土台になる物の素材にもよりますが、「消しゴム」「石消しゴム」、「ガムテープ」等で「ベタベタ」部分を取り除く方法が有り、「消しゴム」は「消しクズがまとまるタイプの物」が望ましいです。

もし、塗装やコーティング等の「剥離」「変色」「劣化」等の心配が無さそうでしたら、「アセトン系溶剤」や「除光液」等を使用すると効果的な場合が多いです。