グリセリン化粧水がニキビ悪化の原因?使用中止する前に

「グリセリン」は、市販されている多くの化粧水に含まれている成分の一つですが、状況によっては、「ニキビ」を悪化させてしまう原因になってしまう可能性が有ります。

元々、「グリセリン」は私達人間を含め、動物や植物、海藻等に含まれている成分の一つですので、安全性が高い事でも有名で、化粧水等の肌ケア商品との相性も良く、保湿や柔らかくする等の効果が期待出来ます。

 

特に最近では、「グリセリン化粧水」を自作される方も多く、赤ちゃんや小さなお子様の乾燥肌にも安心して使えるとして注目されていますが、原因不明のニキビが出来てしまっている場合は、「グリセリン」に原因が有る可能性も有ります。

当記事では、「グリセリン化粧水」がニキビの原因になる理由について説明させて頂きます。

 

何故、グリセリン化粧水がニキビを悪化させる?

グリセリン化粧水の「グリセリン」の比率が高過ぎてしまった場合、ニキビが出来る原因の一つだと言われている「アクネ菌」に栄養を与えてしまい、ニキビの状態が悪化してしまう可能性が有ります。

現に「アクネ菌」を用意した培地に「グリセリン」を与えた場合、一般的な実験に使用される栄養と比較すると4倍以上も増殖していたと言う結果も有る位です。

 

ただ、これは、「自分の肌質に合わせてグリセリン化粧水を使用しているのか?」と大きく関係していて、「脂肌」「混合肌」の方がグリセリン化粧水を使用してしまっている可能性も考えられます。

特に頬等は乾燥肌であったとしても、「Tゾーン」や「鼻周り」等は他の場所よりも皮脂が多く分泌されてしまいがちですが、殆どの方は、顔に満遍なくグリセリン化粧水を使用している事が多いです。

 

特に、1年を通して同じ量を使用してしまっている方や「脂っこい食事」、「肉中心の食事」や「ダイエット食」、「ストレス」等で「皮脂」の分泌量が簡単に変わる事を見落としてしまっている場合の方は、急にグリセリン化粧水を使用しなくなるのでは無く、使用量を調節する事から初めてみるのも良いと思います。

また、「年齢の変化」「体質の変化」等も見を落としてしまいがちな「皮脂量の変化」です。

 

グリセリン化粧水を作る場合の注意点

「グリセリン」は、「保湿」効果が高い事から、自作化粧水を作る場合に配合比率が高くなってしまいがちな方も居られますが、配合比率が高過ぎてしまった場合、逆に皮膚に必要な水分が吸収されてしまう可能性が高く、乾燥を引き起こしてしまいます。

ちなみに、「グリセリン化粧水」を作る場合の、「精製水」95ミリリットルに対して「グリセリン」5グラム程度ですので、これ以上は「グリセリン」の比率が高くならないように注意する必要が有ります。