静電気を除去する方法と3つの原因と具体的対策

静電気を除去する方法は簡単で、毎年寒い季節になると「静電気が怖い」と悩まれている方からすれば、あまりに呆気無く除去出来る場合が多く、驚かれる方も多いです。

当記事では、静電気が「除去される条件」と「乾燥」「摩擦」「血液」との関連性と対策方法、静電気が発生する仕組みについて説明させて頂きます。

 

静電気が除去される条件

「静電気」と言えば、寒い季節だけ発生してしまいそうに感じる方も多いとは思いますが、ほぼ1年を通して発生し、人間の身体に留まったり放出されたりしています。

つまり、「静電気」で悩まれている方の殆どは、寒い季節以外、「静電気を上手く除去出来ている」状況だと言えます。

 

これは、「静電気を除去したい」と考えられている多くの方が「寒い季節以外」無意識的に出来ている事ですので、「除去される条件」を知れば「寒い季節」でも除去する事が可能です。

静電気が蓄積され易い条件は、「乾燥」「摩擦」による物が多く、「血液」も少し関係しているとも言われています。

 

「乾燥」による静電気と除去方法

冬に「乾燥」してしまう原因は、「暖房機器」と「地域性」の大きく2種類に分ける事が出来ます。

「暖房機器」による乾燥は、単純に「部屋の乾燥」による物で、「乾燥」した場所に居た場合、常に皮膚から乾燥してしまいます。

 

皮膚が乾燥した場合、後述する「摩擦」も皮膚で起き易く、乾燥した皮膚と衣類による摩擦で静電気が溜まり易い状態です。

また、空気中に水分が有る状況でしたら、ある程度は空気中の水分に静電気が放出されますが、乾燥していると放出されにくいです。

 

つまり、大気が乾燥してしまった場合、乾燥した皮膚と衣類による摩擦によって「静電気」が溜まりやすく、通常であれば大気に含まれている筈の水分が乾燥によって失われますので、「静電気」が他の時期よりも留まり易いと言われています。

これは、「加湿器」や「肌の保湿」によって十分に除去する事が可能ですので、静電気が溜まりやすいと感じる場合は、「加湿器」「保湿クリーム」「生活環境の改善」等で「潤い対策」をした方が良いと思います。

 

地域性に関してですが、冬になると「乾燥注意報」が出るように、「大気」に含まれている水分自体が減り、私達を取り巻く「湿度」が大幅に低下します。

これは、「地域性」が強く、「太平洋側」に影響し易い条件で、「日本海側」にお住まいの方にはそこまで関係が無いと言われています。

 

「摩擦」による静電気と除去方法

先ほどの『「乾燥」による静電気と除去方法』でも触れさせて頂きましたが、乾燥した皮膚は潤いが有る皮膚よりも衣類による「摩擦」によって静電気が発生し易い状況です。

最近は薄手でも十分に暖かい素材の服も増えて来ましたが、衣類同士を重ね着する事によっても「摩擦」は生じますので、「静電気」は蓄積し易く、長時間イスに座る事によるイスの「背もたれ」との「摩擦」でも起こり易いです。

 

更に、最近では、足元用のストーブも普及して来ていますので、より空気が乾燥し易い状況ですし、「新素材」系のアンダーウェアが「乾燥」の直接的な原因になってしまっている場合もあります。

「新素材」系のアンダーウェアの中には、汗を瞬時に暖かさに変える物が有り、汗を暖かさに変える時に肌を乾燥させてしまいます。

 

最近急に肌が乾燥するように感じたり、静電気が気になるようになった場合は、「新素材」系のアンダーウェアが原因である可能性も有りますので、注意が必要だと思います。

 

「血液」と静電気の関連性

一般的に健康的でバランスを意識した食事をしている場合、血液は「弱アルカリ性」に近い状態だと言われており、「サラサラ」の状態で、肌は「弱酸性」に近い状態です。

血液が「弱アルカリ性」でしたら、「弱酸性」の肌ですので、そこまで静電気が溜まり易い状態とは言えないと言われています。

 

ですが、ストレスや食事環境の変化等が原因で血液が「酸性」になる場合が有り、体内の「イオン」バランスが崩れ、静電気が溜まり易い状況になります。

もちろん、血液が「酸性」になると身体が不調になるだけでは無く、生活習慣病の原因にもなりますし、血液が「ドロドロ」の状態ですので、静電気が溜まり易い事以外にも問題は沢山あります。

 

「静電気」の仕組み

「静電気」は、物体Aから物体B、物体Bから物体Cのように、何処かに流れる事が無く、留まっている電気の状態で、「正の電荷(でんか)」と「負の電荷」が存在します。

静電気除去で悩まれている方は、「電荷が帯電(たいでん)」している状態で、ある条件が重なる事によって、「静電気が留まってしまい易い」状態です。

 

体内に静電気が「留まっている状態」は、「帯電」した状態であるとも言われ、「帯電」している「電荷」は、逆の「電荷」が「帯電」している物体等と「摩擦」等の接触によって、簡単に乱れてしまい放出されます。

例えば、「正の電荷」を「帯電」した人間が、「負の電荷」を帯電した金属製の「ドアノブ」や「車のドア」に触れた時に、「パチッ」と音を立てて痛み等が生じます。

 

ちなみに、逆は「電流」呼ばれる状態で、殆ど使われる事は有りませんが、「動電気」と呼ばれる事も有ります。