安倍川花火大会の歴史と本来の目的について

安倍川花火大会は、静岡県の安倍川橋上流域で毎年7月下旬の土曜日頃に開催される花火大会です。

「安倍川花火大会」自体の歴史は、終戦後の復興や鎮魂を目的として行われた事が始まりだと言われており、第1回目は「1953年」頃に「東海花火大会」として開催されました。

 

現在では「東海花火大会」では無く「安倍川花火大会」と言う名称に変更され、当時の「復興」や「鎮魂」の形は幾分か薄れてしまったように感じてしまいましたが、花火大会前日には「供養祭り」が毎年欠かす事無く開催されています。

今では、安倍川と言うと静岡県に流れている普通の川のように感じてしまうかも知れませんが、「静岡大空襲」では数千人が亡くなられしまい、安倍川河川敷で火葬されたと聞きます。

 

私達の「今」は、色々な方が諦めずに頑張って「未来」を守ってくれたからこそ有り、「安倍川花火大会」も同じように、「安倍川花火大会会長」や周辺地域の方、祭り関係者の方の弛まぬ努力が有るこそ続いているんだと思いました。

もちろん、普通に花火大会自体を楽しむ事も良い事だと思いますが、歴史的背景や本来の目的を知るとまた違った感動が有ります。

 

特に最大の見所とも言えるラストを飾る連続花火は、歴史的背景や本来の目的を知らない方でも感動して涙する方が多いと言われているのも納得出来ます。

 

安倍川花火大会の歴史

「安倍川花火大会」と言う行事は、戦後に開催された花火大会ですが、「安倍川」で行われる「花火大会」自体は、江戸時代以前から開催されていたと歴史的書物「駿府名細記」や「駿国維志」の中に記されていたと言われています。

 

安倍川花火大会の開催場所について

静岡県静岡市葵区弥勒2丁目11−1で開催されますが、開催地周辺には無料無料開放されている駐車場は有りません。

更に、開催期間中は夕方の5時から夜の10時頃まで会場周辺は、「車両侵入禁止」の交通規制が有ります。

 

最寄り駅「JR静岡駅」から徒歩で45分位はかかります。

基本的に「静岡県庁(静岡県静岡市葵区追手町9番6号南側」と「静岡駅前5番乗り場」から出ている片道190円の「シャトルバス」を利用する必要が有ります。

 

もし、車で安倍川花火大会に来られる場合は、「JR静岡駅」周辺の「有料駐車場」を探して駐車場する必要が有りますが、開催場所周辺は人気が高く、出来るだけ早く有料駐車場を確保しておいた方が良いと思います。