月の表面の物質と知ると面白い海とクレーターの名

「月」は私達が生まれ育った地球から見て、1番距離が近い天体ですが、「月の表面の物質」が何なのかまでは知らない方が大半だと思います。

「こんなに近いなら住めそう」と一度は思った事が有るかも知れませんが、月の表面は、現時点では人が住めるような環境とは言えないと思います。

 

当記事では、月の表面と物質について説明させて頂きます。

 

月の表面はどうなっている?

これは、映画やCM等で見た事が有るかも知れませんが、月の表面には「大気」が存在しませんので、多くの物質は月の表面から宇宙へ投げ出されてしまいます。

宇宙服の重量は112kg〜120kgで、更に体重が加わりますので、宇宙で軽々と移動しているのは、常に月の表面から投げ出されそうになっていると言う事でもあります。

 

更に、約半月分位は永遠と125度前後の昼が続き、残り半月分位は永遠とマイナス160度前後の夜が続きます。

 

月の表面の物質に関して

表面は大きく分けて「陸」「海」の2種類に分ける事が出来、「陸」部分は「斜長石(しゃちょうせき)」と呼ばれる石が殆どで、「珪酸塩鉱物(けいさんえんこうぶつ)」と呼ばれる物質で構成されています。

ちなみに月の表面に沢山存在する「クレーター」は、過去に隕石が衝突した際に出来た物で、「アガリム岬」「ヤーキス」「ピカール」「パース」等が有名です。

 

また、私達が月を見上げた時に暗く見えるのが「海」だと言われており、月の表面全体の2割近くを占めます。

「鉄」「マグネシウム」「チタニウム」と呼ばれる物質で構成された火山岩の一種である「玄武岩」が殆どだと言われています。

 

「海」部分は比較的平たな地形で、「海」沿いには「山脈」も存在し、北極と南極側は太陽光届かず、両側共にそこまで広い範囲では有りませんが、氷の塊に埋め尽くされた場所が存在します。

有名な「危難の海」「危機の海」は、月の「北東半球」に位置し、うさぎの顔部分の「静かの海」は、月の「南西」に位置します。

 

「嵐の大洋」は、月の「西」に位置し、「雲の海」「湿りの海」は、月の「南」に位置します。

「雨の海」は、月の「北東」に位置します。

 

「静かの海」は、1969年7月20日にアポロ11号が着陸した記念すべき場所でも有り、着陸した地点の事を「静かの基地」と呼んでいます。

周辺には、アポロ11号に搭乗した3人「アームストロング」「オルドリン」「コリンズ」の名前を冠したクレーターが存在します。

 

月の表面温度は何度?知るとつい話したくなる知識」の記事も参考にしてみて下さい。