偏光グラスの原理とサングラスとの使い分け

光は大まかに、光は「紫外線」「自然光」「反射光線」の3種類に分ける事が出来、水面や車のミラー等は、「反射光線」が「乱反射」している事によって起きてしまいます。

一般的に「反射光線」が「乱反射」してしまった事が「眩しさ」のだと言われています。

 

つまり、「眩しさ」の原因は、「反射光線」による物で、偏光グラスには、「反射光線」を防ぐ原理が搭載されていると言う事です。

 

偏光グラスの原理

偏光グラスには、「偏光フィルム」と言う「紫外線」と「反射光線」を瞳に侵入させないフィルムが、レンズに挟まれているのが一般的です。

一般的に「サングラス」は、色のついたフィルムが、レンズに挟まれている状態ですので、「明るさ」を防ぐ事が目的です。

 

ですが、偏光グラスのように「反射光線」を防ぐ原理は有りませんので、眩しさの「トーン」「色調」を落としているのと変わりません。

光には沢山の種類が有り、「矢印」でその向きを表した場合、本当に沢山の方向から瞳に侵入して来るような状態です。

 

偏光グラスが見えやすさを良くしている原理は、無数の光の矢印の向きを、ほぼ一方方向のみ受け入れ、他は受け入れないようにする事です。

日本ではそこまで一般化されていませんが、海外では車やバイクの運転、買い物等の外出時であっても、偏光グラスが使用されている場合が多いのは、この原理によって日中の瞳への負担が軽減されているからです。

 

偏光グラスの価格差

偏光グラスの価格は非常に幅広く、数千円の物から数万円の物まで有り、レンズだけで数万円と言うのも少なく有りません。

特に「度あり」「度付き」のレンズを購入される場合は、高額になってしまいがちです。

 

実際にそこまで差が有るかと言われてみれば、高額になれば原理も変わると言う訳でも有りません。

具体的な価格帯で言うと、それなりに歴史が有り、有名なスポーツ・アウトドア系、アイウェアブランド等が販売しているのであれば、元値で5000円も出せば十分過ぎる程です。

 

元値が3000円位の物が人気で、俗に言う「ファッション系ブランド」「アイウェアブランド以外の会社」が販売している偏光グラスは、「偏光グラス」等が「委託」「外注」ですので、どうしても専門的な会社よりも「割高」です。

もし、「度あり」「度付き」の偏光グラスが欲しい場合は、「オーバーグラス」「クリップ式偏光グラス」でしたら、眼鏡の上に掛ける事が出来ますので、便利です。