仙台七夕飾り

仙台七夕祭りは、東北で一番知名度が高い祭りだと言われていて、商店街や周辺がグッと活気づきます。

毎年飾られる3000本以上の吹き流しや笹飾りは幻想的、まるで、別世界に迷い混んでしまったかのような錯覚に陥る方も多く、上ばかり見てつまずく人も居るほどだとか・・・

 

さすが、日本で一番大きな規模の七夕祭りだと言われてるだけの事は有りますね。

毎年、3日間の開催だけで、合計200万人近く集まると言われていますので、初めて行く方は、気合を入れて来て下さいませ。

 

当記事では、2018年の仙台七夕祭りに関して、花火(前夜祭)や歴史、飾りや由来等について説明させて頂きます!

 

2018年度の仙台七夕祭りについて

今年、2018年の仙台七夕祭りは、8月6日〜8日の3日間です。

実際に飾り付けを観れる時間帯は、8月6日と7日であれば、10時〜22時ごろ、最終日の8日に関しては、21時ごろまでです。

 

笹飾りや吹き流しは、企業〜個人まで幅広い層が参加していて、最近では、旬のキャラクターを模した物が話題になります。

かなり大きな物なのですが、それぞれが非常に細かいので、「制作時間は、どれ位必要だったんだろう・・・」と思う作品ばかりです。

 

仙台七夕祭り自体は、3日間ですが、自分が気になった作品を観るだけでも、とてもとても一日では不可能そうな気がします。

 

▲仙台七夕祭り

8月6日の月曜日〜8月7日の火曜日

10時〜22時ごろまで

8月8日の水曜日

10時〜21時ごろまで

 

また、同期間中、

▲おまつり広場(匂当台公園市民広場)

10時〜21時

▲瑞鳳七夕ナイト(瑞鳳殿)

18時〜21時

▲仙台城跡夕涼みイベント(仙台城跡)

17時〜20時

 

等も開催されていますので、是非参考にしてみて下さいね。

おまつり広場では、和太鼓や音楽隊のパフォーマンス、歴史に関する展示、仙台グルメ、七夕飾り体験、短冊記入体験、盆踊り等が開催されています。

 

瑞鳳七夕ナイトは、「瑞鳳殿」で開催されるイベントですので、バスかタクシーを利用した方が楽です。

日暮れ寸前に行くのがベストで、千本以上の竹灯篭が、何とも幻想的です。

 

仙台城跡夕涼みイベントは、伊達武将に扮した人達が、演舞等を披露してくれたり、色々用意して頂いています。

仙台七夕祭りが開催されている場所は他にも有りますが、どこに行くべきが迷ってしまう方も多いと思います。

 

▲仙台市中心部

▲仙台市中心部周辺の商店街

▲匂当台公園市民広場

 

この3ヶ所は鉄板だと言われています。

あと、祭りと言えば、屋台だと思いますが、一番充実しているのは、匂当台公園周辺だと言われていますので、興味の有る方は、是非、ルートに入れてみて下さいね。

 

仙台七夕祭りの通行止めの情報

毎年それほど変更が無い筈ですが、車やバス等を利用される方は注意が必要かも知れません。

前夜祭の花火大会に参加される方は問題無いとは思いますが、6日〜8日の3日間は通行規制が敷かれます。

 

通行止めになるのは、中央通りと東一番丁通で、全面車両通行止めになりますが、最終日だけ時間が変わります。

毎年、仙台七夕祭り公式サイトで詳細が発表されますので、参考にして下さいね。

 

▲8月6日〜7日

10時〜22時

▲8月8日

10時〜21時

 

仙台七夕祭り公式サイト>>http://www.tanabata-hanabi.jp/

 

仙台七夕祭りの花火大会(前夜祭)について

仙台七夕祭りの期間前ですが、前夜祭として、仙台花火祭りが用意されています。

花火大会をメインに楽しまれる方も多いと思います。

 

仙台花火祭りは、8月5日の日曜日、開催時間は、19時〜20時30分です。

今年2018年は、8月5日の日曜日、19時〜20時30分ごろを予定しています。

 

雨や雷等で中止された場合、8月9日の木曜日に延期されます。

毎年、8月5日に固定ですので、良い天候になる事を祈るしか有りませんね。

 

会場は、仙台西公園周辺です。

仙台七夕祭り自体は、ゆっくりでも動いて行きますので、そこまでの混雑は感じませんが、仙台花火祭りは、非常に混雑します。

 

混雑必至ですので、可能であれば、有料席を購入した方が良いと思います。

有料席は、毎年7月1日10時ごろ〜7月31日18ごろまでeプラスから販売されますが、前半で完売していまう事が多いです。

 

▲大手町 テーブル2名 5500円

▲大町西公園 マス4名 6000円

▲仲の瀬橋 マス4名 3000円

▲青葉山 テーブル2名 4名 5000円

 

一般的な花火大会よりも価格が高めの場所と普通の場所が有りますね。

eプラス公式サイト>>https://eplus.jp/hanabi/sendai_tanabata/

 

仙台七夕祭りの飾りについて

もちろん、何の知識が無くても十分に楽しむ事が出来ますが、少し知っているだけで楽しさが全然違いますよ。

 

▲短冊

当時は、梶の葉に唄を書いていたみたいですが、その後は、唄や書、稽古事等の上達を祈願するのが一般的になり、現在では、願いを書くようになりました。

仙台七夕祭りの場合、学問や書の上達祈願が主です。

 

▲吹き流し

形状から連想出来る方も居ると思いますが、機織や技芸の上達を祈願する目的だったと言われています。

ひらひらは、織り糸が垂れた状態を表していると言われていて、織姫の織り糸を表していると言われています。

 

▲折り鶴

当時は、一家で一番年配の方の年齢の数だけ折ったと言われていて、延命長寿の願いが込められていると言われています。

今では、長寿祈願が主みたいですね。

 

▲投網

投網と後述する屑籠の違いが分からないと言う方も居られると言われていますが、下が開けていているのが投網、上が開けていて、袋状なのが屑籠です。

投網は、単純に大漁祈願だけでは無く、食べ物に困らないようにと言う願いも込められています。

 

▲屑籠

今で言うゴミ箱の事ですので、常に清潔で節約するようにしたいと言う願いから来ているみたいですね。

七夕飾りに使用する飾りを切った時に出た廃材を屑籠に入れる事によって、清潔さや節約等を学ぶと言われています。

 

▲巾着

現在では、商売繁盛を祈願するのが主みたいです。

巾着を持つ事によって、貯蓄の感覚を養う事も目的としているみたいですね。

 

▲紙衣

災害や病が起きてしまった場合、自分の身代わりになって貰う目的と裁縫の上達を祈願する目的が有ります。

紙製の衣ですので、裁縫の上達と言われてもしっくり来ない方も多いと思いますが、他には、子供が元気に育ってくれる事を祈願する意味も有ると言われています。

 

七夕竹の一番先端に吊るす事が多いと言われています。

 

仙台七夕祭りの歴史や由来について

大きく分けて戦前と戦後で仙台七夕祭りは違うと言われています。

戦前は、有名な「伊達政宗」公が活躍された数百年以上前の江戸時代ごろまで遡ります。

 

明確な記載等は存在しないとは言われていますが、伊達政宗公が、仙台を治められたころ、七夕祭りを推奨した事が、仙台七夕祭りの始まりだと言われています。

当時は、旧暦でしたので、旧暦の7月7日は、今年2018年の新暦だと8月17日の金曜日です。

 

全国の七夕祭りは、旧暦から新暦に変更された事を機に新暦に合わせた7月開催になりました。

その後、第一次世界大戦後が来てしまい、お祭り等が出来るような状況では無く、存在自体が消えてしまったと言われています。

 

第一次世界大戦終了後、戦後の不景気を活気づけようと地元商屋の有志達が中心となって、七夕飾りを復活させ、大成功を治めたと言われています。

その翌年には、仙台商工会議所と仙台協議会の合同で飾り付けコンクールが開催され、周辺地域の協力によって、現在の仙台七夕祭りの形が出来たと言われています。

 

ですが、今度は、第二次世界大戦が始まってしまい、戦闘が激しくなった頃には、飾り付けさえもほとんど行われなかったと言われています。

第二次世界大戦が終わった跡、焼け跡に竹飾りが飾られ、多くの方を感動させ、勇気付けたと言われています。

 

そして、昭和天皇が来られた時には、5000本近くの竹飾りで歓迎したと言われています。

第二次世界大戦後の復興祈願の願いも兼ねて復活したのが、現在の仙台七夕祭りだと言われています。

 

現在では、復活祈願では無く、観光誘致の為のイベント色が強くなったと言われていますが、ここまで仙台七夕祭りを広めた仙台市民の方の情熱は、これからもずっと伝わって行きそうですね。

 

仙台七夕祭りのまとめ

当記事は、少しでもお役に立てましたでしょうか?

私は子供の頃から今まで、七夕祭りと言えば、ずっと7月に開催される物だと思っていました。

 

8月に開催される仙台七夕祭りは、本当に新鮮でしたし、ここまで大規模な七夕にも驚きでした。

有料席は非常に人気ですし、日程も違うのですが、是非、七夕花火祭りも楽しんで下さいね。

 

会場周辺にも穴場的な場所も存在しますので、雰囲気だけでも気軽に楽しむ事が出来る筈です。