塩の道祭り(白馬村)の全ルートと飛脚情報

塩の道祭りは、5月3日・4日・5日の3日間に分けて開催される祭りで、「敵に塩をおくる」と言うことわざの元になった祭りです。

5月3日は「小谷村」、5月4日は「白馬村」、5月5日は、「大町市」で開催されます。

 

塩の道祭りの「塩の道」と言うのは、「千石街道」の事を指し、当時の必需品とも言える「塩」の他に、「海産物」「麻」等を運んでいた街道の事で、逆方向へは「山の幸」等が運ばれていました。

開催期間中は、周辺の方の協力により、当時の服装等も知る事が出来ます。

 

白馬の「塩の道祭り」について

「白馬村」は、5月4日の開催場所で、朝の8時頃から「落倉自然園前」で受付が始まり、出発時間は、朝の9時半頃を予定しています。

先着順になってしまいますが、受付時に地元の方から「記念品」を頂く事も可能ですので、受付は早く行って頂きたい所です。

 

塩の道祭り自体は無料で参加出来、最寄り駅「白馬駅(JR)」からは、専用のシャトルバスも出ており、こちらも無料で利用する事が可能です。

5月3日の「小谷村」も同じ受付と開始時間ですが、5月5日の「大町市」のみ、受付時間は朝の7時半、出発時間は9時半頃を予定していますので、注意が必要です。

 

白馬で開催される塩の道祭りの大まかなルートと時間に関しては、「落倉自然園前」を朝の9時半頃に出発し、「おかるの穴」を朝の10時過ぎ位に通ります。

その後は、「霧降宮」を朝の10時半頃通り、「観音原」を昼の11時頃通り、「塩島公民館前」を昼の11時半頃通ります。

 

「平川神社」を昼の12時過ぎ位に通り、「みみずくの社」を昼の12時半位に通り、「白馬グリーンスポーツの森」を昼の1時頃通過します。

 

塩の道祭りと飛脚の関連性

毎年、「白馬村商工会青年部」の方のご好意により、勇ましい「飛脚」姿をして頂き、記念撮影を撮って頂く事も可能です。

飛脚の他にも様々な当時の服装を観る事も出来、「武田軍」「歩荷(ぼっか)」の方が人気です。

 

塩の道祭りを象徴しているとも言われている「歩荷」は、当時、塩や海産物等を背負って運ぶ事を「生業(なりわい)」として来た方々で、「飛脚」のように「飛脚走り」をしていたと言う記述は有りません。

「飛脚走り」は、身体を「ひねる」ようにしながら走る飛脚独自の走法の一つです。

 

飛脚は、長時間に渡り走り、重い荷物を運び続ける事になりますので、身体への負担を減らす為に、「飛脚走り」を編み出したと言われています。

塩の道祭りの小谷町と大町市に行く前に」の記事も参考にしてみて下さい。